カテゴリー:奈良の神社
【奈良市】登彌神社参拝記|饒速日命を祀る奈良の古社と静かな杜

奈良県奈良市石木町に鎮座する登彌神社(とみじんじゃ)を訪れました。

奈良市西部、大和郡山市との境近くに位置するこの神社は、古くから「木嶋大明神(このしまだいみょうじん)」とも称されてきた由緒ある古社です。

豊かな杜に包まれた境内には、観光地の賑わいとは異なる静かな空気が流れ、ゆっくりと心を整えながら参拝することができました。

それでは、登彌神社へ参りましょう。

 

御祭神

 

【東本殿】

* 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
* 誉田別命(ほんだわけのみこと/応神天皇)

 

【西本殿】

* 神皇産霊神(かみむすびのかみ)
* 登美饒速日命(とみにぎはやひのみこと)
* 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

 

 

さらに東本殿、西本殿の両サイドには、多くの神々が合祀され、あわせて二十二柱の神々が祀られています。

 

 

神武天皇ゆかりと伝わる古社の歴史

 

登彌神社の由緒は非常に古く、伝承によれば、神武天皇がこの地で皇祖神を祀ったことが始まりとされています。

 

登彌神社

 

その後、この地に居住した登美連(とみのむらじ)が、祖先神である饒速日命を祀ったことが神社の創建につながったと伝えられています。

饒速日命は物部氏の祖神として知られ、日本神話や古代史とも深く結びつく存在です。

また、登彌神社は延喜式にも記載された「式内社」であり、長い歴史の中で地域の人々の信仰を集めてきました。

 

 

木嶋大明神と呼ばれる静かな杜

 

境内へ足を踏み入れると、まず印象的なのは豊かな木々に囲まれた静かな空間です。

参道を歩いていると、奈良市内にいることを忘れてしまうほど穏やかな空気に包まれます。

 

本殿はとても優美な佇まいで、江戸〜昭和初期にかけて建立された本殿・拝殿・神饌所・手水舎・社務所の5棟が、国の登録有形文化財に登録されています。

 

本殿

本殿

 

 

また、「木嶋大明神」という呼び名が今も石灯籠などに残されており、地域に深く根づいた信仰の歴史を感じます。

 

「木嶋大明神」の石灯籠

「木嶋大明神」の石灯籠

 

 

奈良の伝統行事「筒粥祭」でも知られる神社

 

登彌神社では、毎年2月1日に「筒粥祭(つつかゆまつり)」が行われます。

 

 

粥を用いて一年の農作物の出来を占う伝統行事で、奈良市の無形文化財にも指定されています。

 

古代から続く農耕信仰が、現在まで大切に受け継がれていることを感じさせる神事です。

 

 

歴史と静けさに包まれる奈良の古社

 

登彌神社は、派手な観光地ではありません。しかし、古代史の記憶と地域の信仰が静かに息づく、とても印象深い神社でした。

 

神武天皇や饒速日命にまつわる伝承、式内社としての歴史、そして豊かな杜に包まれた静かな境内――。

 

奈良の歴史をゆっくり感じながら参拝したい方に、ぜひ訪れていただきたい古社です。

 

 

アクセス情報

 

【所在地】奈良県奈良市石木町648-1
【駐車場】あり
【電車・バスでのアクセス】
* JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス「奈良県総合医療センター」行きに乗車し、「奈良県総合医療センター」下車、徒歩約7分。
* 近鉄郡山駅から「若草台」行きバスで「木島(このしま)」下車、徒歩約5分。
* 近鉄橿原線、九条駅より西へ2キロメートル(徒歩20分)。

登彌神社公式サイト

 

 

【奈良市】八幡神社(元石清水八幡宮)と推古天皇社、御霊神社を巡る歴史散策

大安寺を参拝したあと、そのすぐ近くにある八幡神社にも足を運びました。

観光地として大きく紹介されることは少ないものの、長い歴史を持つ由緒ある神社で、静かな佇まいの中に深い信仰の積み重ねが感じられます。

大安寺とあわせて訪れることで、この地域に息づく寺と神社のつながりをより身近に感じることができました。

それでは、八幡神社へ参りましょう。

 

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洞川八幡宮(奈良・天川村)|霊峰を見守る八幡さまの歴史とご利益|修験道の聖地・パワースポット巡り

標高820メートル、奈良県吉野郡天川村・洞川温泉郷の奥。

霊峰大峯山を望む高地の集落を見守るように、洞川八幡宮は静かに鎮座しています。

天智天皇6年(667年)、修験道の祖・役小角が入峰の折、山の守護と祈願成就を願って祀ったと伝わるこの社は、千年を超える杉やケヤキに抱かれ、四季折々の表情を見せます。

秋には秋期大祭で神輿や餅まきが行われ、普段は静かな境内が笑顔と祈りで満ちあふれます。

訪れる人は、厄除けや開運のご利益を求めるだけでなく、この地ならではの澄んだ空気と、時を超えて受け継がれてきた信仰の温もりに触れることができるでしょう。

それでは、洞川八幡宮へ参りましょう。

 

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辰五郎大明神(奈良) 三輪山の麓に鎮座する祈りと信仰の地

辰五郎大明神(たつごろうだいみょうじん)は、奈良県桜井市三輪に鎮座しています。

大神神社の摂社である狭井神社から、山の辺の道へと向かって歩いて行くと、見過ごしてしまいそうな小さな案内版が目印です。

狭井神社から山の辺の道へと向かう道はよく歩いていて、辰五郎大明神へ向かう案内版もよく目にしていました。

が、、、

狭井神社にはたくさんの参拝客がおられるのですが、辰五郎大明神へ向かう道は人もいなくてなんだか寂しい雰囲気で、気になりながらもいつも素通りしてしまっていました。

でもこの日は、なぜか「行ってみようかなぁ~」という気になり、初めてお参りすることに。

行きは少し寂しく感じる道でしたが、参拝を終えて帰る頃には同じ道なのに明るくなっていました♪笑

それでは、辰五郎大明神へと参りましょう。

 

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