円成寺(奈良) 運慶作の大日如来坐像など国宝・重文が目白押しの奈良の古刹【御朱印】

円成寺えんじょうじ)は、奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)にある真言宗御室派のお寺です。

山号は忍辱山(にんにくせん)。

ご本尊は阿弥陀如来。

運慶のもっとも初期の作品である国宝・大日如来坐像を所蔵する奈良の古刹です。

浄土式庭園もとても美しいです。

それでは円成寺へと参りましょう。

 

 

縁起

 

円成寺は、天平勝宝八年(756年)、聖武・孝謙天皇の勅願により、唐僧の虚滝(ころう)和尚の開創と伝えられていますが、史実的には万寿三年(1026年)命禅上人が十一面観音を祀られたのが始まりとされています。

江戸時代は寺中に子院23寺、寺領235石を有するほどのお寺でありましたが、明治維新後、寺領を失い、今の境内と建物のみが残されました。

 

 

名勝 円成寺庭園(平安時代)

 

円成寺に一歩足を踏み入れますと、この景色が目に飛び込んできます。

正面に見えるのは楼門(室町時代・重文)。

とても美しい浄土式庭園です。

まるで極楽浄土のよう!?

平安末期に寛遍僧正が築いたと伝えられています。

 

昭和五十年、五十一年に発掘調査が行われ、環境整備されました。

 

庭園の中を歩き、楼門の近くまで行くことができます。

文正元年(1466)に応仁の兵火により焼失し、応仁二年(1468)に再建されました。

 

扁額には山号である忍辱山の文字。

残念ながら楼門をくぐることはできないようになっていました(‘◇’)ゞ

 

 

円成寺の国宝・重要文化財

 

円成寺にはたくさんの国宝・重要文化財があるようです。

わくわくしてきますね!!

ここからは拝観料(400円)をお納めして、中に入らせて頂きます。

 

 

本堂(室町時代・重文)

 

応仁の兵火後、直ちに平安後期に建てられた本堂と同じ姿で再建されました。

ご本尊である阿弥陀如来坐像と四天王立像が安置されています。

内陣の柱には阿弥陀如来に随って来迎する美しい二十五菩薩の像が描かれています。

 

 

春日堂・白山堂(国宝)

 

本堂東の石垣の上に同形、同寸の二つの社が立っています。

安貞二年(1228)、春日社御造営の折、当時の春日社神主藤原時定卿が旧社殿を拝領し、円成寺の鎮守社とされました。

全国で最も古い春日造の社殿です(鎌倉時代・国宝)。

ちょっと写真からでは社殿がよく見えないので、パンフレットからのお写真を♪

 

 

宇賀神本殿(重文)

 

白山堂・春日堂の東隣に建っています。

春日造社殿の向拝を唐破風とした奈良県内最古級の社殿です。

農耕神あるいは蛇神・龍神ともされる宇賀神は仏教では弁才天と習合し、書道の神としても信仰されています。

 

 

多宝塔

 

現在の多宝塔は平成2年(1990年)の再建。

かつては多宝塔に安置されていた御本尊である大日如来坐像(国宝・平安時代)は、現在、「相應殿(そうおうでん)」に移されていました。

運慶二十五歳頃の最初期作。

大正十年の修理の際に、台座蓮肉頂板裏から運慶真筆の墨書銘が確認されています。

 

 

楼門から見る浄土式庭園

 

本堂前から見る楼門と多宝塔

 

庭園や境内が紅く染まる紅葉の時期に、また訪れてみたいお寺です。

 

 

御朱印

 

大和十三佛霊場 第十二番札所 円成寺御朱印

 

 

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【所在地】奈良市忍辱山町1273
【御朱印】あり。
【駐車場】あり。
【札所】大和十三仏霊場第12番。
【アクセス】JR・近鉄奈良駅から柳生、邑地中村、石打行きバス「忍辱山(にんにくせん)」下車すぐ

円成寺公式サイト