隼神社(奈良市) 三条通り近くに鎮座する災難を祓って下さる神様

隼神社(はやぶさじんじゃ)は、奈良県奈良市角振新屋町(つのふりしんやちょう)に鎮座しています。

率川神社へお詣りした後、三条通りを歩いている時に出会いました。

 

観光客で溢れかえる道端で趣のある素敵な神社を見つけ、ちょっと嬉しくなりました♪

残念ながら門が閉まっていて中に入ることができませんでしたが、とても良い雰囲気です。

それでは、隼神社へと参りましょう。

 

 

境外

 

門が閉じられていたので、御由緒を必死で覗きます(笑))

どんな神様が祀られているのかなぁ?

さっぱりわかりませんでしたが、目を凝らしてひたすら御由緒を読む・・笑

 

御祭神は角振隼総別命(つのふりはやぶさわけのみこと)。

配祀として市杵島姫命

拝殿の横に宗像神社があり、そちらに市杵島姫命が祀られているようです。

自宅に戻り、角振隼総別命について調べてみますと、角振隼総明神(つのふりはやぶさみょうじん)とも呼ばれているとのこと。

春日社に関わる神様で、春日大社末社として椿本神社にも祀られているようです。

 

そういえば・・思い出しました!

春日大社へ特別参拝させて頂いた時に、椿本神社にもご挨拶させて頂いたことを♪

魔物や災難を祓って下さる神様のようです。

 

隼神社境内には御神木があり、柿の枯樹に注連縄を張って神木としているそうです。

平安初期には遷都に伴い平安京朱雀院に勧請され、現在は椰神社(京都市)に祀られています。

 

 

隼神社に隣接して、延命地蔵尊がいらっしゃいました。

堂内には奈良市指定文化財に指定される「木造地蔵菩薩半跏像(鎌倉時代)」が安置されています。

 

奈良の町では、寄り合いの場である会所と、そこに祭られる神仏への信仰が、町民の結び付きの拠り所となってきました。

この建物も角振町の会所で、中に地藏像、隣に隼神社を祭っています。

地蔵像は、左足を下ろして坐る半跏という形式の姿であり、市内の同形式の地蔵像の中で古いものの一つです。

平安時代後期の穏やかな表現を踏襲するものの、目を玉眼とすることや、厚みを増した肉どり、衣の整然とした文様などから、鎌倉時代前期の作と考えられます。均整のとれた美作であり、貴重な仏像です。

 

 

角振町から椿井、東城戸、南城戸・・・京終町につづく道路を中街道と呼ばれているようです。

隼神社がある辺りも、江戸時代から明治、大正、昭和の初期まで豪商が軒を並べていたのでしょうね。

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県奈良市角振新屋町44

【駐車場】なし

【交通アクセス】近鉄奈良駅より徒歩約2~3分、JR奈良駅より徒歩約5分。

 

 

奈良県で頂いた御朱印まとめ~神社編~

 

奈良県で頂いた御朱印まとめ~お寺編~