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◆春日大社再訪記
藤が咲き誇る春日大社と萬葉植物園へ行ってきました。
前回の参拝記事はこちらから↓
春日大社(奈良市) 御蓋山に鎮座する世界遺産の大社【御朱印】
春日大社の社紋は「下り藤」。
平城京鎮護の神様であり、また、藤原氏の氏神様でもある春日大社には、 「下り藤」の社紋に見られるように藤の花が咲き誇っていました。
では、藤の花が美しい春日大社、そして萬葉植物園へとご案内しましょう。
南門
春日大社境内へ入り、特別参拝(初穂料500円)させて頂きました。
手水
なんともいい感じです。
こちらで、身を清めさせて頂きました。
朱が美しい中門・御廊(重文)と、社紋の藤
境内社
辛榊神社(右)交渉をまとめて下さる神様。
青榊神社(左)争いを解決に導いて下さる神様。
大杉(樹齢1000年)
目通り周囲7.94m、高さ23m、鎌倉時代の「春日権現験記」には、幼木の姿で描かれているとか。歴史を感じますね。
手力男神社
勇気と力の神様。
そういえば、猿沢池近くにも春日大社境外末社として手力雄神社がありましたね。
御蓋山浮雲峰遥拝所
武甕槌命さまが白鹿の背に乗られ、天降られたとされる御蓋山。
御蓋山は禁足地とされていますので、こちらから参拝します。
遥拝所のある辺りは、山藤が咲き誇っていました。
神様が天降られた山に咲いている藤。
すごくきれいでした。
ハチも喜んでいるようで・・・(笑))
風宮神社
生命を司り、罪・穢れを清めるお祓いの神様。
風宮神社のそばには七種寄木(なないろのやどりぎ)
七種寄木という名前、変わっていますね。
この名前の由来は、カゴノキを母樹として、ツバキ、ナンテン、ニワトコ、フジ、カエデ、サクラが着生したことによるようです。
物の繁昌、やどるというところから妊婦を守るとの信仰があり、こよりを枝に結び、願いが叶えば解くとよいと言われているとか。
枝には、こよりが結ばれていました。
後殿各社参拝所
後殿御門は明治維新以来、長く閉ざされたままになっていましたが、第60次式年造替を機におよそ140年ぶりに開門されることなりました。
後殿末社にはたくさんの霊験あらたかな神様がおられました。
椿本神社
魔物をお祓い下さる神様。
多賀神社
延命長寿の神様で仕事の完遂をお導きになる神様。
多賀神社の藤がとてもきれいでした。
「砂ずりの藤」
鎌倉時代の五摂家の一つ近衛家から献木されたと伝えられている古木で、地面の砂にすれるほど花房が延びることから「砂ずりの藤」と呼ばれています。
春日大社参拝を終えて、萬葉植物園へと向かいます。
こちらは、東門入口。
もう・・この辺りから、藤の甘い香りが漂っています。
萬葉植物園の広さは、約3ヘクタール(9000坪)。
20品種・約200本もの藤の花が咲き誇ります。
どの藤も、目の高さで見ることができるよう、立ち木造りや古代からの棚造りで公開されています。
萬葉植物園は、萬葉園・五穀の里・ 椿園・藤の園に大きく分けられています。
萬葉園の中央には、萬葉時代の庭園を思わせる造りの池があり、 その池の中央の中ノ島には『臥龍(がりゅう)のイチイガシ』と呼ばれる 老巨樹(奈良市指定文化財)が幹を地に長く臥せて繁っています。
浮舞台
浮舞台では、5月5日(祝)、11月3日(祝)と春秋2回、奈良時代より続く雅楽・舞楽が「萬葉雅楽会」として奉納されます。
歌泉堂
詩歌上達、学問成就、火伏せの神様として、柿本人麻呂公がお祀りされています。
飛鳥時代の歌人である柿本人麻呂公が火伏せ(火難除け)の神様って?
これはとてもユニークだなぁと思ったのですが、、「火気の元火止まる」と読むんだそうでして、御神徳があるのだそうです。
万葉名で詠まれた植物の標本展示園。
万葉名で詠まれた植物の8割以上のお花が標本展示されています。
萬葉植物園を後にして、春日大社国宝殿の横にあるカフェでちょっと休憩♪
藤ソフトクリームを頂きました。
先程まで萬葉植物園でお腹いっぱい吸ってきた藤の香りが、今度はお口いっぱいに広がり、なんとも幸せ(^^♪
春日大社は平成30年に御創建1250年を迎えます。
これを記念しての御創建1250年奉祝特別御朱印を拝受しました。
この御朱印は平成30年12月31日までの期間限定です。
◆前回の参拝記事
春日大社(奈良市) 御蓋山に鎮座する世界遺産の大社【御朱印】
【所在地】奈良県奈良市春日野町160
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【アクセス】近鉄奈良駅から徒歩25分。JR奈良駅から徒歩35分。
春日大社公式サイト
奈良県で頂いた御朱印まとめ~神社編~
奈良県で頂いた御朱印まとめ~お寺編~