壷阪寺(奈良) 桜大仏を見に行ってきました【御朱印】

南法華寺(みなみほっけじ)は、奈良県高市郡高取町にある真言宗のお寺です。

山号を壷阪山と言い、一般には壷阪寺(つぼさかでら)の通称で知られています。

ご本尊は十一面千手観世音菩薩。

初めて訪れた壷阪寺は、まるで石像のテーマパークのようでした(笑)

桜が美しい季節に訪れました。

それでは、壷阪寺へと参りましょう。

 

 

壷阪寺の始まり

 

大宝三(703)年に元興寺の弁基上人がこの山で修行をしていたところ、愛用の水晶の壷を坂の上の庵に納め、感得した像を刻んで祀ったのが始まりと伝えられています。

その後、朝廷より壷阪山南法華寺の正式寺号を賜りました。

 

 

境内

 

入山料を納めて中へ

 

 

養護盲老人ホーム「慈母園」

 

 

大講堂

ご本尊は弘法大師像(鎌倉時代)。

 

私が訪れた時は、たくさんのお雛さまが飾られていました。

 

 

参拝順路に沿って、階段を登って行きます。

 

 

すると、現れたのは仁王門!

建暦2年(1212)建立。

 

仁王門の前には仁王さんの下駄が!

この下駄の上に乗って、記念撮影OKです。

もちろん、してきました(笑)

 

 

仁王門をくぐると、桜で彩られた美しい世界が広がっていました。

多宝塔は見た目は二重塔に見えるんですけど、実は、一重の宝塔に裳階がついているというスタイル。

だから、二重じゃなくて、一重なのだそうです(笑)

 

 

禮堂 国指定重要文化財(再建 室町時代)

この御堂は本尊を礼拝するために建てられました。

 

 

ご本尊さまは、禮堂と繋がっている八角円堂にいらっしゃいました。

八角円堂の創建は大宝3年(703)。

現在の八角円堂は江戸時代の再建と言われています。

八角堂で有名なのは法隆寺東院夢殿・栄山寺八角堂・興福寺北円堂などがありますが、壷阪寺の八角円堂は日本で初めて建立された八角堂ではないかという学説もあるそうです。

 

 

 

 

ご本尊 十一面千手観世音菩薩

眼病に霊験あらたかと伝わるご本尊さま。

それにしても、ご本尊を撮影してもいいなんてビックリしました!!

なんて太っ腹な壷阪寺さん!!

 

大雛曼荼羅も圧巻です!

 

 

三重塔 (国指定重要文化財)

明応6年(1497)再建。

 

 

壷阪霊験記

 

お里澤市像

 

 

ここから投身されたようです。

 

 

覗いてみると・・・!

あんまりよく見えなかった(;'∀')

 

 

明治の頃、沢市お里の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壷阪霊験記」が共感を呼びました。

「壷阪霊験記」のお話をご紹介します。

 

今より三百年以上昔、座頭の沢市は三つ違いの女房お里と貧しいながらも仲睦まじく暮らしていた。

 

沢市は盲目ゆえ琴三味線を教え、お里は内職というなんともつつましい暮らしであった。

 

そんな沢市の胸中に一つ不安が生まれていた。というのも明けの七つ(午前四時)になると、お里が毎晩床を抜け出していたからだ。

 

「もしや好きな男が…」と問いただすと、お里は沢市の目の病が治るよう、この三年もの間欠かさず壷阪寺の観音様に朝詣でをしていると訴える。

 

疑った自分を恥じる沢市はともに観音様にお参りすることにしたが、心の中は盲目がゆえに不遇な暮らしをしているのだと自分を責める。

 

そして、一度お里を家に帰して、お里を自由な身にしてやろうと自分の身を投げてしまうのであった。

不吉な予感であわてて戻るお里は、非常な現実に遭遇し、自らも身を投げてしまう。

 

しかし、二人のせつない夫婦愛が、観音様の霊験により奇跡が起こり、沢市・お里は助かり、沢市の目が開眼した。

 

本堂横手には、そのお里、沢市が身を投げた、投身の谷と言い伝えられている谷がある。

 

 

桜大仏

 

天竺渡来 大釈迦如来石像

 

今回、とっても楽しみにしていたのが、ピンクの衣をまとった大仏さまの写真を撮ること。

そう、「桜大仏」を撮りたかったのです。

ちなみにどんなお姿かといいますと!

こんな感じのお姿♪

これは、ポスターね(笑)

 

 

桜大仏を撮ろうと、大仏さまの近くまで来ました。

これも美しいけど、ポスターと構図が違うなぁ。。。

 

っと、思っていたら、撮影スポットが用意されているようです!

 

行ってみましょう!!

 

おぉ!!

「桜大仏遙拝台」なるものがありました!!

並ぶこと数分。

 

美しい桜大仏の写真を撮ることができました。

 

満足♪

 

 

石像テーマパーク

 

壷阪寺にはたくさん石像があり、まるで石像のテーマパーク?

石像好きな人にとったら、パラダイスです(笑))

 

では、石像パラダイスを少しだけご紹介♪

 

 

めがね供養観音

 

 

天竺渡来佛伝図レリーフ「釈迦一代記」

このレリーフは、高さ3m、全長50m、重さ300トン!

 

 

天竺渡来 大石堂(納骨永代供養堂)

 

 

四国八十八ヶ所霊場 お砂踏み

 

 

天竺渡来十一面観音石像

この石像の前に「パワーストーン」台座があり、靴を脱いで上に乗る事ができます。

視力改善、厄除け、健康増進、頭脳明晰・・の効果があるようです。

もちろん・・乗ってきましたよん(笑))

 

 

天竺渡来大涅槃石像と天竺渡来大観音石像

 

 

境内各所にある石像を巡り、スタンプ朱印を集め満願すると、記念品を頂くことができます。

このスタンプ台紙は、入山料を納めた時に頂くパンフレットの中に入っています。

 

 

満願したので、桜大仏のポストカードを頂きました。

受付のおじさんが、「秋はこんな感じやで~」っと言って、秋バージョンのポストカードを見せてくれました。

ちなみに秋は・・「紅葉と三重塔」でした♪

 

 

動画

 

 

 

御朱印

 

西国三十三所第六番霊場の御朱印

 

 

桜大仏の期間限定御朱印

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県高市郡高取町壺阪3
【電話】0744-52-2016
【拝観料】大人600円、小人100円。
【拝観時間】8:30~17:00
【札所等】西国三十三所第6番、神仏霊場巡拝の道第38番。
【駐車場】有料駐車場あり。500円。
【交通アクセス】近鉄吉野線 壺阪山駅からバス約10分、「壷阪寺前」バス停下車すぐ。

壷阪寺公式サイト

 

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