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蟻通神社(泉佐野市) 枕草子に登場する紀貫之ゆかりの神社

蟻通神社(ありとおしじんじゃ)は、大阪府泉佐野市長滝に鎮座しています。

かつては蟻通明神と呼ばれていました。

主祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。

社伝によれば第9代の開化天皇の御宇勧請により、弥生時代中期の紀元93年に、五穀豊穣・国土開発を祈る目的で祀られたのが始まりと伝えられています。

1942年(昭和17年)に佐野陸軍飛行場を建設するため現在地への移転が始められ、1944年(昭和19年)8月に遷座されました。

その際規模は縮小されましたが、社殿・舞殿・門・灯籠などの建造物はほぼ元通りに配置され、神社内の殆どの建造物が国登録有形文化財に指定されています。

 

平安時代の歌人清少納言の随筆「枕草子」に、「蟻通の明神。貫之が馬のわづらひけるにこの明神のやませ給ふとて・・」と、蟻通明神が登場する段があります。

「枕草子」に記された蟻通明神と紀貫之との故事とは?

それでは、故事を紐解きながら蟻通明神へと参りましょう。

 

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意賀美神社(泉佐野市) 五穀豊穣を願う高龗神を祀る古社【御朱印】

意賀美神社(おがみじんじゃ)は、大阪府泉佐野市上之郷に鎮座しています。

延喜式の古社ですが、創建の時期については詳らかでありません。

社伝によりますと、古は社司十軒あり、年長者を推して祭主としたとあり、社地はかつて上之郷村字布都の山中にありましたが、天正年間に焼失したようです。

主祭神は高龗神(たかおかみのかみ)で、竜神、即ち水を支配する神様です。

それでは、樫井川にかかる朱色の橋を渡って、意賀美神社へと参りましょう。

 

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日根神社(泉佐野市) まくら祭りで安眠祈願!枕神社の安眠お守り【御朱印】

日根神社(ひねじんじゃ)は、大阪府泉佐野市日根野に鎮座しています。

式内社で、和泉五社(大鳥大社・泉穴師神社・聖神社・積川神社・日根神社・泉井上神社(総社))のうちの五の宮。

御祭神は鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)、玉依姫尊(たまよりひめのみこと)。

社伝によりますと、神武東征の際、神武天皇が天照大神と素盞嗚尊を祀り、戦勝祈願されたこの地は、太陽の出る根の意から日根と言い、日の神と根の神をお祀りした野原から日根の野、「日根野」と名付け、社名を日根神社とされたと伝わります。

日根神社は「まくら」で有名な珍しい神社です。

その昔、村娘が子授けや安産を願って「枕」を奉納したものですが、「枕=睡眠」ということから不眠や病気快復にご利益があるとされ、たくさんの方がお詣りに訪れています。

それでは、一の鳥居をくぐって、日根神社へと参りましょう。

 

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犬鳴山七宝瀧寺(泉佐野市) 滝行体験ができる!日本最古の修験道の聖地【御朱印】

七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)は、大阪府泉佐野市大木にある真言宗犬鳴派の大本山です。

山号は犬鳴山(いぬなきさん)。

斉明天皇7年(661年)に役行者によって開山されました。

大和大峰山より六年早く開創されたため、元山上と言われる葛城二十八宿修験道の根本道場です。

ご本尊は役行者御自作の倶利伽羅大龍不動明王(くりからだいりゅうふどうみょおう)。

寺の名前である「七宝瀧寺」は、淳和天皇がこの地を訪れた際に、七つの滝があることから名付けられました。

「犬鳴山の溪谷」は「大阪みどりの百選」に選ばれている緑豊かな渓谷です。

それでは、犬鳴山渓谷を歩いて、七宝瀧寺へと参りましょう。

 

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