- 投稿 2024/01/18更新 2024/01/18
- 奈良の神社 - 宇陀市
宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)下社は、奈良県宇陀市榛原下井足に鎮座しています。
宇陀市には他に2つの水分神社があり、菟田野上芳野の惣社水分神社を「上社」、菟田野古市場の宇太水分神社を「中社」と呼んでいます。
共に式内社「宇太水分神社」の論社となっています。
御祭神は、天水分神、国水分神、天児屋根命、品陀別命。
神社の創祀は正確な年代が不明ですが、崇神天皇15年(紀元前83年)の勅祭とされる記録が残っており、その起源は非常に古いことがわかります。
また、太古の国史「三代実録」(奈良時代~平安時代に編集された六国史本)によれば、「貞観元年(859)9月8日宇太水分神社へ風雨祈願に勅使を遣わし幣(お金や織物等)を奉った」と記録が残っています。
水分神は「ミクマリ」と読まれ、五穀豊穣と生命を宿す御神徳の高い農耕神として、人々の崇拝の対象とされてきました。
それでは宇太水分神社下社へと参りましょう。