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- 奈良の神社 - 宇陀市
宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)中社は、奈良県宇陀市菟田野古市場に鎮座しています。
宇陀市には他に2つの水分神社があり、榛原下井足(はいばらしもいだに)の宇太水分神社を「下社」、菟田野上芳野(うたのかみほうの)の惣社水分神社を「上社」、菟田野古市場(うたのふるいちば)の宇太水分神社を「中社」と呼んでいます。
御祭神は、天水分神(あめのみくまりのかみ)・速秋津彦命(はやあきつひこのみこと)・国水分神(くにのみくまりのかみ)。
創建は約1700年前、崇神天皇の時代と伝わり、古くから水の守り神として信仰を集めてきました。
鎌倉時代に建造された本殿3棟は国宝に指定されています。
それでは、古の空気が漂う宇太水分神社(中社)へと参りましょう。
境内
一の鳥居
扁額
二の鳥居
二の鳥居は木製の両部鳥居。
手水舎
手水舎には水神様の神使のカエルがいました♪
蛙は湿地帯にいる両棲動物で水田耕作に深いつながりがあり、水の神様のお使いともされています。
有霊石(ゆうれいいし)
当社の霊峰高見山が雲がかりして、頂より神様が発たれ当地に降臨されたことに由来し、その峯の方角を指しております。また伊勢の神宮の方にも向いているとされます。祈雨祈願に霊験が有るとされ、渇水の折は、石に向かい水分大神を遥拝することをしていたと伝えます。
源頼朝公が幼少期に水分神社へ詣でた時に、「この杉苗が大きく育つことがあれば征夷大将軍になることが叶うであろう」と、占うために植えさせたのが初代のものであると伝えられています。
本殿に参拝する前に、まずは祓戸神社で祓い清めます。
瀬織津比命・速秋津比命・気吹戸主・速佐須良比命の四柱の祓戸大神等をお祀りし、稲荷大神を合祀されています。
拝殿
御祭神は、天水分神(あめのみくまりのかみ)・速秋津彦命(はやあきつひこのみこと)・国水分神(くにのみくまりのかみ)。
拝殿でご挨拶をし、ぐるっと回って国宝本殿へ♪
本殿(国宝)
本殿三棟は国宝。
その横に春日神社(重要文化財)、宗像神社 (重要文化財)が鎮座されています。
とても美しく暫しうっとりです♪
国宝本殿と春日神社・宗像神社は特別拝観させて頂く事ができます。
二股に分かれた老杉は「夫婦杉」
10月第3日曜日の例大祭には、上芳野の惣社水分神社(上社)より女神様である速秋津姫命様の御渡があり、この根元に鳳連神輿を奉安し、水分神社中社の男神様である速秋津彦命様とお逢いになられます。
金刀毘羅神社
山王大明神(この山一帯をお守り下さっているお稲荷さま)
末社 恵比須神社
動画
御朱印
アクセス
【所在地】奈良県宇陀市菟田野古市場244-3
【お手洗い】あり
【駐車場】あり
【交通アクセス】近鉄大阪線榛原駅から奈良交通バス。10系統「菟田野」ゆき、または15系統「東吉野村役場」ゆきに乗車し、「古市場水分神社前」にて下車。
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