- 投稿 更新
- 大阪の神社 - 東大阪市

東大阪市・西岩田の住宅街に、そっと寄り添うように佇む三十八神社(みそやじんじゃ)。
にぎやかな街のすぐそばにありながら、境内に一歩入ると空気がふっとやわらぎ、日常の中で心を整えられる小さな鎮守です。
かつて一度は他社に合祀されながらも、地域の人々の願いによって元の地に戻ってきたという温かな歴史を持つこの神社は、今も静かに町を見守り続けています。
それでは、三十八神社へ参りましょう。
目次
三十八神社とは|西岩田に佇む小さな鎮守
東大阪市・西岩田の住宅街の中に、そっと寄り添うように佇む三十八神社。
にぎやかな道路や商業施設が近くにありながら、境内に足を踏み入れると空気がふっとやわらぎ、静かな時間が流れ始めます。
大きな神社のような華やかさはありませんが、地域の暮らしに溶け込んだ“日常の祈りの場”として、今も大切に守られている場所です。
境内はこぢんまりとしていながらも、掃き清められた気持ちのよい空気が漂い、地域の方々が大切にしてきた歴史がそっと息づいています。
三十八神社の歴史と由緒
明治時代、神社の統合政策により、三十八神社は一度、延喜式内社である石田神社(いわたじんじゃ)に合祀されました。
しかし、地域の人々の「元の場所に戻ってほしい」という願いによって、明治12年に再びこの地へ復社します。
一度離れても、地域の想いによって戻ってきたというこの歴史は、とても温かく、三十八神社の大きな魅力のひとつです。

三十八神社顕彰碑
現在の社殿は平成8年に再建されたもの。
切妻造の本殿や、千鳥破風と唐破風が組み合わさった拝殿は、小さな神社ながらも美しい意匠が施されており、静かな存在感を放っています。
御祭神|三柱の神さまが見守る場所
三柱の神さまが祀られていることで、三十八神社は“調和・守護・再生”のエネルギーが満ちた場所となっています。

三十八神社御祭神
大日孁貴尊(天照大御神)
太陽の神さまであり、日本神話の中心となる存在。
明るさ・調和・再生を象徴し、地域を照らすように見守ってくださいます。
誉田別命(応神天皇)
八幡神として知られ、武運・勝負・開運の神さま。
地域の発展や人々の暮らしを支える力強い御神徳があります。
天兒屋根命(春日神)
祭祀の神として知られ、調和や知恵を司る神さま。
藤原氏の祖神としても有名で、物事を整え、良い方向へ導く力を持つとされています。
境内の見どころ
拝殿は千鳥破風と唐破風が組み合わさった入母屋造。
境内に差し込む光がやわらかく、朝や夕方の参拝では特に穏やかな時間が流れます。

千鳥破風と唐破風が美しい拝殿。小さな神社ながら、丁寧な造りが印象的です。
本殿は切妻造の妻入りで、銅板葺きの屋根が青空に映えます。
小さな神社ながら、細部に丁寧な造りが見られ、写真に収めたくなる佇まいです。

切妻造の本殿。銅板葺きの屋根が青空に映え、凛とした気配を放ちます。
末社・琴平大神社
境内には、崇徳天皇と大物主命を祀る琴平大神社もあります。
こちらも小さなお社ながら、静かに手を合わせたくなる雰囲気を持っています。

崇徳天皇と大物主命を祀る琴平大神社。小さくても温かな気配が漂います。
三十八神社へのアクセス
【所在地】大阪府東大阪市西岩田1丁目8-21
【駐車場】なし。近隣にパーキングあり。
【交通アクセス】近鉄奈良線「若江岩田駅」から徒歩約7〜10分
おわりに|日常の中で心が整う小さな祈りの場所
三十八神社は、華やかさよりも“静けさ”が魅力の神社です。
住宅街の中にありながら、訪れると心がふっと軽くなるような、やさしい空気が流れています。
日常の中で少し立ち止まりたいとき、そっと寄り添ってくれるような場所。
そんな三十八神社の魅力が、この記事を通して少しでも伝われば嬉しいです。




