東大谷日女命神社 神々が鎮まる畝傍山(奈良県橿原市)

東大谷日女命神社(やまとおおたにひめのみことじんじゃ)は、奈良県橿原市に鎮座されています。

延喜式神名帳に、『大和国高市郡 東大谷日女命神社』とある式内社ですが、奈良県桜井市山田にも東大谷日女命神社があり、論社となっています。

御祭神は、媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと・神武天皇皇后)

では、鎮座されている畝傍山東麓のハイキングコースと共に、ご案内しましょう。

橿原神宮北門側の参道に「畝傍山登山口」の看板があります。

 

ここを入って行きます。

 

 

入口から約5分程歩きますと、東大谷日女命神社(やまとおおたにひめのみことじんじゃ)に到着です。

 

御祭神は、媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと・神武天皇皇后)ですが、幾度か変更されているようです。

明治11年(1878)頃まで熊野権現をお祀りされていたそうで、祭神は伊弉冉尊でした。

明治20年(1887)頃から式内・東太谷日女命神社とし、祭神を神功皇后へ変更。

その後、媛蹈鞴五十鈴媛命に変更。

明治35年(1902)社名を東大谷日女命神社に変更したようです。

 

静かな山の中に佇む神社です。
この階段の奥に拝殿があります。

 

拝殿

畝傍山の東の麓にひっそりと鎮座されていました。

大和三山(畝傍山、天香久山、耳成山)は古来、有力氏族の祖神など、この地方に住み着いた神々が鎮まる地として神聖視されていたようです。

 

畝傍山は、2005年に天香久山、耳成山とともに国の名勝に指定されました。

畝傍山は瀬戸内火山帯に属する死火山で、噴火時はいまよりも2倍以上大きかったそうです。
それが長い年月をかけて侵食され、現在のような形になったようです。

 

畝傍山の標高は199.2m。
20分~30分程で登ることができます。

 

【所在地】奈良県橿原市畝傍町69
【御朱印】なし
【駐車場】なし。橿原神宮の駐車場を利用すると便利です(約800台、普通車500円)。
【アクセス】橿原神宮北参道より約5分