大日寺(だいにちじ)は、大阪市城東区にある真言宗のお寺です。

山号は寳榮山。

ご本尊は大日如来。

弘仁年間(810~824)、弘法大師さまが巡錫の折、世の女性の難産を除くために一刀三禮の大日如来を刻み、大日寺を建立されたと伝えられています。

訪れた日は、ご本尊御開帳日である五月八日。

境内では誕生仏に甘茶をそそいだり、本堂ではご本尊さまを間近で拝する事ができたりと、とても有難い時間を過ごさせて頂きました。

それでは、大日寺へと参りましょう。

 

 

境内

 

大日寺入り口

大日寺に隣接するように八剱神社が鎮座しています。

数年前に八剱神社へ訪れた事があるのですが、大日寺への入り口が民家に入って行くような感じだったので、素通りしてしまった(('◇')ゞ

今回、大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りでご縁を頂き、やっと参拝させて頂くことができました♪www

 

 

ご由緒

 

弘仁年間(810~824)、弘法大師様巡錫(じゅんしゃく)の折、鴫野に園女という女性がおり、既に二児を出産したものの、再び難産を経ねばならぬことは死の思いがいたしますとお大師様にお助けを願ったところ、世の女性の難産を除くために一刀三禮の大日如来の像を刻み、大日寺を建立されたといわれています。

大日寺は鴫野の村寺として、村の人達に大切に守られてきました。豊臣秀吉も大坂城築城の折、鬼門除けにお詣りをし、境内で休息を取ったと伝えられています。

江戸時代に編纂された書物「摂陽群談」「摂津名所図会大成」にも「大日堂」としてその名が見え、「子安の大日」として広く信仰されたことが記されています。摂津の国中の人が参拝して賑わい、毎月二十一日にはお大師様詣りの人々が一日中絶えなかったそうです。(一部抜粋)

 

 

毎年五月八日はご本尊御開帳と寺宝を拝することができます。

 

 

境内に入ると大木が迎えてくれました♪

 

 

手水舎

 

 

花御堂の誕生仏に甘茶をそそぎます。

 

お釈迦様の御誕生日である四月八日にお寺にお参りに行くと、誕生仏に甘茶をそそぐ機会に出会うことが多いです。

 

これは、お釈迦様が誕生した時に、九つの頭を持つ龍が天から降りてきて、甘露の雨を注いだという言い伝えに由来しているのだそうです。

 

 

甘茶を頂きました♪

あまりにもおいしくて、、おかわりしてしまった・・笑

 

 

本堂

 

中に入ると、シーンと静まり返った世界。

ご本尊の子安大日如来(秘仏)の御開帳、並びに江戸時代から伝わる大般若経、お戸帳、香合等を拝見させて頂くことができました。

弘法大師さまが刻んだとされる子安大日如来さま。

とても年季が入ったお姿を想像していたのですが、ピカピカキラキラなお姿にビックリ!笑

ご住職さまにお話しを伺うと、随分と古くなり修繕が必要になったとのこと。

本堂にはご本尊子安大日如来(秘仏)のほか、如意輪観音、弘法大師、不動明王、阿弥陀如来、釈迦如来、役小角行者(えんのおづのぎょうじゃ)、女神等が並び、戦国時代の武将松永弾正少弼久秀(まつながだんじょうしょうひつひさひで)崇敬の毘沙門天も安置されています。

 

 

柵の中の宝篋印塔

大坂冬の陣時代よりさらに古い時代のものではないかといわれています。

 

 

お地蔵さま

 

 

修行大師

 

 

石仏と不動明王

 

ゆかりのある石仏が集められているのかな?

 

その中にとてもユーモラスの感じの石仏を発見!

思わず笑みがこぼれました♪笑

 

 

御朱印

 

境内に咲いていた石楠花とともに

大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りの御朱印を頂きました。

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪市城東区鴫野東3-31-17

【札所等】摂津国八十八所巡礼第13番札所

【交通アクセス】大阪メトロ今里筋線「鴫野駅」徒歩約6分

 

 

 

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