「Osaka Metroで行く六十六花御朱印めぐり」と「港区四社御朱印巡拝」巡りの途中、大阪市港区磯路に鎮座する三社神社(さんしゃじんじゃ)に参拝しました。
弁天町駅から歩いて約5分の場所にある三社神社。
大通りに面しているのですが、鳥居をくぐると・・ビックリ!
とても静かな世界が広がっていました。
創建は1698年。伊勢国桑名の市岡與左兵衛宗勝が新田開発の安全と成功を祈って、天照皇大神・豊受大神・住吉大神の三柱を勧請したことが始まりとされています。
その後、熱田大神・斎主大神・秋葉大神も合祀され、現在は「三社大神」として六柱の神々が祀られています。
美しい御朱印との出会いも含めて、この神社で過ごした時間は私にとって“癒しの旅のひとつ”となりました。
それでは、三社神社へと参りましょう。
目次
大阪メトロで訪れる癒しの神社|三社神社とは?
「Osaka Metroで行く六十六花御朱印めぐり」と、港区にある四つの神社を巡る「港区四社御朱印巡拝」をしていたこの日。
三津神社の次に訪れたのが、弁天町駅から徒歩数分の場所にある三社神社でした。
大通り沿いにありながら、鳥居をくぐった瞬間に空気がふっと変わるような不思議な静けさに包まれます。
街の喧騒がすぐそばにあるとは思えないほど、境内には穏やかな時間が流れていて、まるで“心の休憩所”のような場所でした。
創建は元禄11年(1698年)。伊勢国桑名の市岡與左兵衛宗勝が新田開発の安全と成功を祈願し、伊勢の天照皇大神・豊受大神・住吉大神の三柱を勧請したことが始まりとされています。
その後、熱田大神・斎主大神・秋葉大神が合祀され、現在は「三社大神」として六柱の神々が祀られています。
この神社で過ごした時間は、ただの参拝ではなく、心を整える“癒しの時間”となりました。
境内の空気と、心がほどける瞬間
三社神社の大きな鳥居をくぐると、街のざわめきがすっと遠のいて、空気が変わったように感じました。

ここから先は神様の場所。石柱に張られた注連縄が、祈りの空間への境界を示していました。
大通り沿いにあるとは思えないほど、境内には静かな時間が流れていて、まるで別の世界に足を踏み入れたような感覚です。
境内の木々の間から差し込む光がやわらかく揺れていて、風が頬をなでるたびに、心が癒されていくよう。
「あ~。来てよかったなぁ」
っと思わずぽろり・・笑
三社神社の手水舎には、「Osaka Metroで行く六十六花御朱印めぐり」の一環として奉納された花手水が彩られていました。

六十六花御朱印めぐりの一環として奉納された花手水。廃棄予定の花が命を吹き返し、祈りの空間に再生されました。
ピンクや黄色、オレンジの花々が水面に浮かび、風に揺れるたびに、まるで心の奥にそっと触れてくるようなやさしさを感じました。
廃棄予定だった花が“リンクフラワー”として命を吹き返し、祈りの場に彩りを添えていることに、静かな感動が胸に広がりました。
「Osaka Metroで行く六十六花御朱印めぐり」は、Osaka Metro沿線の66の寺社を巡り、季節の花をモチーフにした特別な御朱印を集めながら、祈りと癒しに触れることができます。
詳しくは、Osaka Metroで行く六十六花御朱印巡りの参拝記事からご覧下さい。
拝殿の前で手を合わせていると、心がリラックスしてほどけていくようです。
誰かがいるわけでもなく、何か特別な音が鳴っているわけでもないのに、そこには確かに“癒し”がありました。

六柱の神々が祀られる三社神社の拝殿。凛とした空気の中に、やさしさが漂っていました。
それは、神聖さというよりも、もっと静かで、もっとやさしいもの。
「ここに来てよかった」と思える、そんな瞬間が三社神社にはありました。
境内には、大海神社・柿本神社・稲荷神社といった小さな社も祀られていて、それぞれに異なる祈りの気配が漂っています。
海の神様を祀る大海神社は、港町にふさわしい静かな祈りの場。

豊玉彦・豊玉姫を祀る大海神社。海上安全への祈りが込められています。
柿本神社の前に立つと、和歌の神様・柿本人麻呂の存在が、言葉の力と静けさをそっと思い出させてくれます。

和歌の神様・柿本人麻呂を祀る柿本神社。言葉の力に祈りを込めて。
稲荷神社は明るく清らかな空気に包まれているよう。

境内に佇む稲荷神社。シンプルで明るく、やさしい気配が漂っていました。
境内の一角に紫陽花が咲いていました。

三社神社の境内に咲く紫陽花|大阪・港区の静かな神社で出会える季節の花。
ガクアジサイが木漏れ日の中で静かに揺れていました。
その姿は、神社の静けさと調和していて、まるで祈りの風景の一部のように感じられました。
三社神社の御朱印|美しさに触れる
三社神社では、「Osaka Metroで行く六十六花御朱印めぐり」の一環として、美しい花手水が奉納されていました。
手水舎には、ピンクや黄色、オレンジの花々が水面に浮かび、風に揺れるたびに、まるで心の奥にそっと触れてくるようなやさしさを感じます。
廃棄予定だった花が“リンクフラワー”として命を吹き返し、祈りの場に彩りを添えていることに、静かな感動が胸に広がりました。
そんな花々に迎えられた後にいただいた御朱印には、季節の花・紫陽花が描かれていました。

大阪メトロで行く花御朱印めぐりの特別花御朱印。紫陽花の彩りが素敵です。
紫陽花は、色を変えながら咲き続ける命の象徴。
その花が添えられたことで、この御朱印は祈りの証であると同時に、心にそっと寄り添う素敵な御朱印となりました。
さらに、港区四社巡拝の御朱印もいただきました。

港区四社巡拝の2社目としていただいた御朱印。四つの祈りが少しずつ重なっていく、その途中の一枚です。
これは、港区に鎮座する四つの神社(三社神社・三津神社・三先天満宮・福崎住吉神社)を巡っていただける特別な御朱印です。
アクセス・周辺情報
【所在地】大阪市港区磯路2-18-23
【駐車場】境内に駐車スペースあり。(正面からの乗り入れは不可。南側の鳥居から入れます。案内版あり。)
【交通アクセス】大阪メトロ中央線「弁天町駅」から南へ徒歩約5分。
まとめ|癒しとご利益に出会える小さな旅の記憶
「大阪メトロで行く六十六花御朱印めぐり」と「港区四社御朱印巡拝」で訪れた三社神社。
三社神社では、静けさに包まれた境内の空気、花手水の彩り、紫陽花のやさしさ、そして御朱印に込められた祈りの力に触れることができました。
境内を歩くたびに、風が頬をなで、木漏れ日が揺れ、心が少しずつほどけていくような感覚がありました。
大海神社・柿本神社・稲荷神社といった境内社にも立ち寄りながら、それぞれの祈りの気配に耳を澄ませる時間は、日常では味わえない静かで贅沢な時間でした。
頂いた花御朱印は、淡い紫陽花が描かれていて、季節の彩りと祈りが重なる美しい一枚でした。
そして港区四社巡拝の御朱印は、四つの祈りが少しずつ重なっていく、その途中の一枚です。
癒しとご利益に出会える場所は、遠くにあるわけではなく日常のすぐそばにあるのかもしれません。
このブログが、誰かの心にそっと届いて、「私も行ってみたいな」と思ってもらえたら嬉しいです。
港区四社御朱印巡拝の旅の始まりとなった三津神社の参拝記はこちら。
次の神社へと歩みを進めるその途中で、また新しい祈りと出会えることを願って。
大阪の御朱印めぐり|心を整える祈りの寺社
日々の中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。
そんな時に訪れた寺社でいただいた御朱印は、祈りの記録であり、心を整える旅のしるしでもありました。
このページでは、私が大阪で出会った“静かな祈りの場所”をまとめてご紹介します。
大阪府で頂いた御朱印まとめ~神社編~
大阪府で頂いた御朱印まとめ~お寺編~