葛木御歳神社(御所市) 「お年玉」の由来となった御歳神さま【御朱印】

葛木御歳神社(かつらぎみとしじんじゃ)は、奈良県御所市東持田に鎮座されています。

創祀は神代の時代で、少なくとも1600年以上前からこの地にある古社です。

全国にある御歳神社・大歳神社の総本社。

葛木御歳神社は、古代鴨氏が祭った名社で、高鴨神社(上鴨社)・鴨都波神社(下鴨社)とともに「中鴨社」と称されています。

 

 

 

それでは、葛木御歳神社へと参りましょう。

 

 

鳥居の前には「式内葛木御歳神社」の碑

延喜式神名帳(927年)に記載されている古社ですが、創建は少なくとも1600年以上も前とのこと。

すごく歴史ある神社なのです。

 

 

境内

 

参道を歩いて行くと、一の鳥居が迎えて下さいました♪

 

 

手水舎は手動式

 

心地良い風が吹き、風鈴の音に心癒されます。

 

 

なんとも歴史を感じる石段です。

苔に光が反射してキラキラ光って素敵♪

 

 

石段を登って行くと、拝殿が見えてきました。

 

 

ご由緒

 

御祭神:御歳神(みとしのかみ)…大年神の御子神

相殿:大年神(おおとしのかみ)…須佐之男命の御子神・高照姫命(たかてるひめのみこと)…大国主命の御子神

 

御神名の「トシ」は穀物特に稲、またはその実りを意味する古語で、御歳神は稲の神、五穀豊穣をもたらす神、また、穀物の生長を司る神として古くから崇敬されています。

稲の実りの神様なので、「努力が実を結ぶ」というご利益も♪

 

また「トシ」は年に一度の収穫を基準とした時の単位であることから、何か事を始める時にお参りするとよいとされています。

 

私達が正月にお祭りし、親しんでいる年神様は、この御歳神、大年神、若年神といわれています。

 

鏡餅は御歳神へのお供え物(依り代)であり、このおさがりのお餅には御歳神の魂がこめられており、これを「おとしだま」と呼んでいたものが今のお年玉の起源であるそうです。

 

私達が慣れ親しんでいる「おとしだま」と、御歳神さま。

とても身近に感じる神様ですね。

 

 

拝殿

 

 

拝殿前で「ナナフシ」を発見しました!

こんなところに「ナナフシ」?

「ナナフシ」の存在は知っていましたが、実際に見るのは初めてです。

 

 

御神木

 

 

本殿

ご本殿は春日大社の本殿第一殿を移築したもの。

 

 

摂社

 

左から、事代主命神社、天稚彦命神社、稚日女命神社、一言主命神社

 

 

左から、味鋤高彦根命神社、高皇産霊命神社、神皇産霊命神社、天照皇大神神社

 

 

祖霊社

 

 

遙拝所

 

 

サロンとカフェスペース

 

中鴨サロン

お手洗いとギャラリーがありました。

 

 

カフェ「まつり香」

御朱印・お守りもこちらで授与して頂けます。

 

 

動画

 

(2021年9月撮影)

 

 

御朱印

 

通常の御朱印

 

朱印帳奉製記念ご朱印

今回頂いた「朱印帳奉製記念ご朱印」は、稲の生長に必要な太陽と雨の恵みで稲穂が実ることを表していて、豊穣をもたらしてくれるという、とても有難い御朱印です。

 

同じデザインの御朱印帳の詳細はコチラから

月替わり御朱印の詳細はコチラから

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県御所市東持田269番地
【TEL】0745-66-1708
【駐車場】参拝者無料駐車場あり。
【交通アクセス】近鉄南大阪線阿倍野橋駅から吉野行き尺土駅で乗り換え御所駅で降り 徒歩約40分 タクシーで10分。バスは御所駅から小殿バス停下車徒歩10分。

葛木御歳神社公式サイト

 

参道横に第2駐車場があります。

第2駐車場から境内まで徒歩2~3分程です。

 

参道をもう少し直進すると第1駐車場があります。

第1駐車場はスペースが少し小さく、3~4台駐車できるような感じです。

 

 

 

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