治田神社(奈良) 岡寺の伽藍跡に建つ鎮守神を祀る古社

治田神社(はるたじんじゃ)は、奈良県高市郡明日香村に鎮座されています。

創建時期は明らかではありませんが、延喜式巻十の延喜神名帳の式内社とされていますので、平安時代には社があったとされています。

御祭神は、応神天皇・素戔嗚尊・大物主命。

それでは、治田神社へと参りましょう。

 

 

境内

 

参道にある遙拝所

遙拝所付近からは、凝灰岩の基壇や礎石、瓦などが出土していて、八世紀初頭の岡寺(龍蓋寺)創建の伽藍があったと推測されています。

岡寺の鎮守神として、境内地に祀られていたと考えられているようです。

 

 

 

岡寺の山門方面から来てしまったのですが、きっとこちらから参拝するのが正式のようです。

どこまでも続いているかわからない石段(汗))

この石段を下った先に岡寺参道があり、そこには大きな治田神社の鳥居があるようです。

 

 

割拝殿の中には、絵馬が掲げられていました。

 

 

 

割拝殿を抜けて、ご挨拶♪

御祭神は、応神天皇・素戔嗚尊・大物主命

 

 

ご由緒によりますと、元々は治田氏の祖神が奉祀され、文安年間(1444~1448年)に一時大国主命の和魂である大物主命を奉祀されたことが古書にあるとされています。

 

 

さらに社名を八幡宮と称して応神天皇を奉祀し、岡村字城山の八坂神社を合併して素戔嗚尊を奉祀し、今日に至っているようです。

 

 

 

手水舎

 

 

お百度石

 

 

動画

 

(2021年8月撮影)

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県高市郡明日香村大字岡字治田

【交通アクセス】近鉄橿原神宮前駅東口より奈良交通バス「岡寺前」下車、徒歩5~10分。またはタクシー。

※境内無人、飛鳥坐神社が管理されているようです。

 

 

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