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興福寺(こうふくじ)は、奈良県奈良市登大路町にある法相宗の大本山の寺院です。
藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、南都七大寺の一つに数えらています。
南円堂(なんえんどう)は、興福寺伽藍の中のひとつの堂で、西国三十三所第9番札所となっています。
弘仁4年(813)に藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父、内麻呂(うちまろ)の冥福を願って建てられた八角円堂です。
基壇築造の際に地神を鎮めるために、和同開珎や隆平永宝をまきながら築き上げたことが発掘調査であきらかになりました。
この儀式には弘法大師空海が深く係わったことが伝えられています。
それでは、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている興福寺南円堂へとご案内しましょう。
近鉄奈良駅から商店街を通り抜け、三条通りを興福寺方面に歩きますと、このような階段があります。丁度、猿沢池の前辺りになります。
南円堂の御本尊である不空羂索観音菩薩(ふくうけんさくかんのんぼさつ)さまの赤い幟が「早くおいで~♪」っと、呼んで下さっているようです(笑))
興福寺で北円堂と共に最古の建物(鎌倉時代)で、国宝に指定されています。
とても美しい塔です。
ネコちゃんが三重塔で日向ぼっこしていましたよ。
興福寺五重塔周辺は人が多いですが、こちらに来る方は少ないようです。
こちらの三重塔は静かでとても素敵な時間を過ごすことができました。
是非訪れて欲しいおすすめスポットです。
五重塔の横には、延命地蔵さま
なんとも優しいお顔だったので、思わずシャッターを♪
三重塔から見える南円堂
少し寄り道をしてしまいました。
では、南円堂へ向かましょう。
三重塔から歩いてスグなんですよ。
興福寺南円堂
八角円堂がとても美しいです。
御本尊は不空羂索観音菩薩。
年に一度、不空羂索観音菩薩さまに会える特別開扉は毎年10月17日です。
扁額には西国三十三所第9番札所のご詠歌
「春の日は南円堂にかがやきてみかさの山にはるるうす雲」
興福寺って広いんですよね。
ここで、今いる南円堂の場所をご紹介。
はい♪現在地の所ですね。
南円堂の横に、一言観音堂があります。
御本尊は、一言観世音菩薩さま。
古くから霊験あらたかな観音さまで、願い事をひとつづつ聞いて下さいます。
一度に多くを願わず、一つの願い事が叶うとまた一つお願いしていいのだそうです。
不動堂
おみくじコーナー
たくさんあるので、どれにしようか迷ってしまいます(笑)
南円堂納経所
南円堂の御朱印はこちらで拝受します。
納経所横の売店では、かわいい御朱印帳がたくさん販売されていました。
こちらで御朱印帳を購入して、南円堂の御朱印を頂くのもいいですね。
西国三十三所霊場の御朱印帳は、納経所で販売されています。
西国三十三所第9番札所 南円堂御朱印
【2018.10.17再訪】
年に一度の不空羂索観音菩薩さまに会える御開帳日に行ってきました。
南円堂御朱印と御詠歌
【所在地】奈良県奈良市登大路町48番地。
【御朱印】あり。
【駐車場】あり。
【札所】西国三十三所9番。
【アクセス】近鉄奈良線近鉄奈良駅下車徒歩7分。
※特別開扉は、毎年10月17日。
興福寺(南円堂)公式サイト