- 投稿 更新
- 大阪の神社 - 河内長野市
烏帽子形八幡神社(えぼしがたはちまんじんじゃ)は、大阪府河内長野市にある烏帽子形山の東山腹に高野街道を見下ろすように鎮座されています。
烏帽子形山頂には、楠木正成が築いたといわれている烏帽子形城跡があります。
南北朝時代、烏帽子形八幡神社のある烏帽子形山(標高182m)の山頂に烏帽子形城が築かれました。
烏帽子形城は楠木正成が築いた「楠木七城」の一つといわれています。
公園整備に伴って発掘調査し、検出された礎石建物や瓦などから、現在残されている土塁や空掘などは、天正12年(1584)に豊臣秀吉の命により、小牧・長久手の戦いに際し、紀州側への防衛として修復させた当時のものと考えられています。
又、言い伝えによれば、烏帽子形山は応神天皇の別宮があった所とも言われています。
鳥居
階段を少し登っていきますと、右手に末社恵比須神社(島根県美保神社御分霊)。
さらに階段を上って行きます。
拝殿が見えてきました。
拝殿
御祭神は、素盞鳴命・足仲彦命(仲哀天皇)・神功皇后・応神天皇
創立年代を明らかにする資料はないようですが、本殿は、棟札および棟束の墨書きにより、文明12年(1480年室町時代)の建立が確認されています。
昭和25年に重要文化財に指定されました。
楠公武威松
楠正成が武運を祈願して植えたとされる老松の巨木が、ここにそびえていましたが、昭和九年の室戸台風で倒木してしまいました。
樹齢600年の巨木の面影を残し、ガラスケースに納められていました。
境内
境内はあまり広くはないですが、とても静かでゆったりとした時間が流れていて、なんとなく室町時代にタイムスリップしてしまうような空間でした。
比良野社
烏帽子形稲荷社(伏見稲荷大社の御分霊)
朱印には、かわいい向かい鳩
鳩は、八幡大菩薩の神使であると言われています。
勝利を呼ぶ瑞鳥として、昔から重んじられてきました。
さてさて、この日の参拝にはアクシデントがありまして・・。
事前に調べていた烏帽子形八幡神社の鳥居前にある駐車場が利用できないようになっていたのです。(泣))
このポールがある為に、駐車場に入れなかったのです。
「うわ~!なんでなん!!」・・って感じでしょうか(笑))
どうしようかと思案していると、近くにいたおじさんが教えて下さいました。(地元の方のようです。)
この道(写真上の青→)をまっすぐ行くと広い道に出るからそこを右折。
そうしたら右側に神社の鳥居があり、右側に駐車できるスペースがあるとのこと。
「ありがとうございます!!」
・・・って、ことで到着したのがこちら南側の鳥居です。
この鳥居をくぐり少し行きますと、このような感じで駐車できるスペースがありました。
おじさんが教えて下さったのは、このスペースのようです。
親切なおじさん、ありがとうございました。
「あのおじさんは烏帽子形八幡の応神さんだったね~!(笑)」っと、友人と話しながら帰途に着きました。
【所在地】大阪府河内長野市喜多町305
【御朱印】あり
【駐車場】無料駐車場あり