大阪市生野区巽南に鎮座する巽神社(たつみじんじゃ)は、地域の人々に親しまれる歴史ある神社です。

巽神社の創建は1907年(明治40年)。

主祭神は応神天皇。

もともとこの地にあった八幡神社に、村内の5つの神社(横野神社・大字伊加賀字伊加賀の天神杜・天照皇大神社・熊野神社・大字四条字山小路の天神杜)を合祀し、村名「巽村」にちなんで「巽神社」と改称されました。

大阪メトロ千日前線「南巽駅」から徒歩約5分というアクセスがいいのがうれしい。

それでは、巽神社へと参りましょう。

 

 

神社のすぐそばの国道を渡ったところに、歴史を感じる石の鳥居があります。

今は境内と少し離れていますが、かつてはここから参道が伸びていたそう。

 

昔はこの石の鳥居の前に狛犬が安置されていました。

現在、拝殿前にある狛犬は、もともとこの鳥居前にあったものが移された可能性が高いそうです。

 

石鳥居には弘化2年(1845年)と刻まれています。

鳥居のそばには古い石灯籠もあり、静かに時を重ねてきた風情が漂っていました。

 

 

境内

 

鳥居をくぐった瞬間、ふわっと空気が変わるような感覚。

街中にあるとは思えないほど、境内は静かで、木々の緑がやさしく包み込んでくれます。

 

 

美しい花で彩られた花手水

 

 

巽神社は、明治時代に村の神社をひとつにまとめてできた神社。

主祭神は応神天皇。

以下の神々も配祀されています。

・印色入日子命(いにしきのいりひこのみこと)
・伊邪那美命(いざなみのみこと)
・天之常立神(あめのとこたちのかみ)
・天照大神(あまてらすおおみかみ)
・天児屋根命(あめのこやねのみこと)
・菅原道真公(すがわらのみちざね)

 

 

たくさんの神様が祀られていて、なんだかとても心強い気持ちになります。

 

拝殿の前で手を合わせると、日々の忙しさや小さな悩みがすっと軽くなるような気がしました。

「今日もありがとうございます♪」そんな気持ちで、静かにお祈り。

 

社務所ではお札やお守りが授与されており、厄除け・家内安全・事業成功などのご利益があるとされています。

 

 

本殿の右手に「遥拝所」がありました。

小さな石碑には「遥拝所」と刻まれていて、遠く伊勢の神様に向かって祈るための場所のようです。

この場所は、かつて巽神社に合祀された「四条の天神社」があった跡地でもあり、地域の信仰の記憶が残されています。

 

 

 

この記事を書くにあたって、巽神社を調べていますと・・・!

なんと!

豊川稲荷社が境内北側にあった模様!

うわぁっ!

なんてこった!('◇')ゞ

下調べ不足でお詣りできなかった・・((´;ω;`)ウッ…

愛知県の豊川稲荷に由来する吒枳尼天(だきにてん)が祀られているらしい。

「またおいでっ!」ってことかな?笑

次回こそは、しっかりとお参りさせていただきたいと思います。

 

 

御朱印

 

大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りの花御朱印を拝受しました。

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪市生野区巽南3丁目17-19

【駐車場】あり

【交通アクセス】大阪メトロ千日前線「南巽駅」から徒歩約5分

巽神社公式サイト

 

 

 

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