おおさか十三佛霊場の第二番札所・正圓寺

かつて「天下茶屋の聖天さん」として親しまれ、大聖歓喜天を祀るこの寺は、今は静かに門を閉ざしています。

巡礼の地図に印されたその名をたどっても、辿り着けない札所。

しかし、その祈りは途絶えてはいません。

現在は四天王寺が代札所として巡礼者を迎え、正圓寺のご縁を今に伝えています。

参拝できない札所と、それを支える代札所。

その背景には、巡礼文化の柔軟さと、人々の祈りをつなぐ力がありました。

 

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