日限地蔵院(ひぎりじぞういん)は、大阪市中央区にある真言宗国分寺派のお寺で、大阪最古の地蔵尊を祀っています。

御本尊である地蔵菩薩は、聖徳太子時代に恵心僧都が作ったと伝えられ、大阪の隠れた開運スポットとして、地元の人々に親しまれています。

お寺の名前の「日限」には、「日数を限って祈願すると願いが叶う」という信仰が込められているのだそう。

今回は、大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りでご縁を頂き、参拝に訪れました。

それでは、アットホームな雰囲気が漂う日限地蔵院へと参りましょう。

 

境内

 

お地蔵さまが温かく迎えてくれました。

日限地藏院

赤い頭巾やよだれかけを身につけたお姿は、子どもの守り神としての優しさを感じさせ、どこか母性的な温もりを感じます。

 

 

地蔵菩薩の歴史

 

日限地蔵院のご本尊である地蔵菩薩は、「日を限り願いをかけるとその願いが叶う」と言われる特別な地蔵菩薩として知られています。

地蔵菩薩は大阪最古とされ、古来から人々の悩みや願いに寄り添ってきたと言われています。

日限地藏院

 

「日限」という名は、特定の日数で願い事を達成する力があるとされる信仰に由来し、厄除けや安産などの霊験があると信じられています。

古来より守り本尊として崇められ、病を癒す奇跡や悩みを解決する力を持つとされる地蔵菩薩。

その慈悲深いお姿に触れることで、参拝者は心の安らぎを得るといいます。

 

 

地蔵菩薩のやさしさに触れて

 

お厨子の中に静かに佇む地藏菩薩さま。

そのお顔を拝することができるのは、年に一度の御開帳日のみ。

この日は残念ながら、お顔を拝することができませんでしたが、不思議と「見えないこと」が気にならないほど、堂内の空気がやさしくて、心が静かに整っていくのを感じました。

手を合わせて願いを込めるという行為そのものが、仏さまとつながる時間なのかもしれません。

地蔵菩薩さまは、姿を見せずとも、私たちの想いを受け止めてくださっているのだと思います。

 

地蔵菩薩は、苦しみや悩みを抱える人々に寄り添い、そっと手を差し伸べてくれる仏さま。

仏教では、釈迦が入滅してから弥勒菩薩が現れるまでの無仏の時代に、地蔵菩薩が六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天界)を巡って人々を救うとされています。

その慈悲深さは、地獄の苦しみさえも代わって背負うほどだと言われています。

 

 

心を整える静寂のひととき~写経体験

 

日限地蔵院では、「写経」と「仏画彩色」を体験することができます。

日限地藏院

 

心を静め、一文字一文字に思いを込めて書くこの時間は、現代の忙しい日常を忘れ、自分自身と向き合う特別な機会です。

初心者の方でも気軽に挑戦でき、ボールペンや筆で仏の教えを写し取ることで心が澄みわたる感覚を味わえます。

さらに、仏画彩色祈願も用意されており、地蔵菩薩様のお姿に自分らしい色を加えることで、アートの癒やし効果も楽しめます。

 

 

御朱印

 

日限地藏院

大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りの花御朱印を拝受しました。

かわいいお地蔵さまのお顔は、数種類の中から選ぶことができます。

二ッコリお地蔵さまを書いて頂きました♪

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪市中央区釣鐘町2丁目3-15

【交通アクセス】大阪メトロ谷町線「天満橋駅」下車、4番出口より徒歩5分

※日限地蔵院は毎日開いていないので、お参りする前に開寺日の確認を忘れずに!
下記サイトから確認することができます。↓
日限地蔵院公式サイト

 

 

 

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