天皇社 第十代崇神天皇を祀る社(奈良県桜井市)

大神神社末社天皇社は、奈良県桜井市三輪に鎮座されています。

御祭神は第十代崇神天皇(すじんてんのう)。

崇神天皇は、天照大御神を初めて皇居から倭笠縫邑(現在の檜原神社)に遷され、丁寧にお祀りされると共にはじめて神社の制度を整えられました。

また、産業を興し交通を整えて国民の福利を進め、大和朝廷の基盤を確立された数々のご事績から「初国治らす天皇(はつくにしらすすめらみこと)」と、称えられた聖帝です。

崇神天皇は、三輪山麓の磯城瑞籬宮を都とされました。

 

十一月十四日には、御祭神の聖徳を称え「崇神天皇奉讃祭」が斎行され、神楽「磯城(しき)の舞」が特別に奉奏されます。

 

 

『古事記』には、天下を統一して、平和で人民が豊かで幸せに暮らすことが出来るようになり、その御世を称えて初めて国を治めた御真木天皇「所知初国之御真木天皇」と謂う、とあるそうです。

神武天皇以降に続く欠史八代を考えてみると、もしかしたら崇神天皇が国としての姿を整えられたという意味では、初代天皇であったのかも知れないな~と、思ったりします。

 

 

【所在地】奈良県桜井市三輪
【御朱印】なし
【駐車場】大神神社駐車場を利用

大神神社 公式サイト