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七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)は、大阪府泉佐野市大木にある真言宗犬鳴派の大本山です。
山号は犬鳴山(いぬなきさん)。
斉明天皇7年(661年)に役行者によって開山されました。
大和大峰山より六年早く開創されたため、元山上と言われる葛城二十八宿修験道の根本道場です。
ご本尊は役行者御自作の倶利伽羅大龍不動明王(くりからだいりゅうふどうみょおう)。
寺の名前である「七宝瀧寺」は、淳和天皇がこの地を訪れた際に、七つの滝があることから名付けられました。
「犬鳴山の溪谷」は「大阪みどりの百選」に選ばれている緑豊かな渓谷です。
それでは、犬鳴山渓谷を歩いて、七宝瀧寺へと参りましょう。
犬鳴山渓谷を歩いて
犬鳴山渓谷マップによれば、七宝瀧寺まで約20分で辿り着くようです。
ここから入山しま~す!
まだまだここは序盤です。
歩きやすい道をテクテク♪
渓谷の滝を見ながら、マイナスイオンをたっぷりと感じます♪
総門に到着!
総門の手前には大師堂
総門からさらにテクテク♪
役行者が迎えて下さいました。
岩屋大黒天
大きな岩の間を歩きます♪
渓谷・・なので想像していましたが、やはり、想像通りの道でした。
小柄で足の短い私は(笑)、「どっこいしょっ♪」と足を上げるのに一苦労の場所も(笑))。
七つの滝のひとつ「両界の滝」
古来より、犬鳴山第一の行場とされ、俗界、仏界を分ける滝とされています。
瑞龍門
七つの滝のひとつ「塔の滝」
塔の滝 毘沙門天
義犬の墓
猟師を助けるために鳴き続けた義犬の伝説が、「犬鳴山」という名の由来となっています。
義犬の伝説をサクッっとご紹介♪
宇多天皇(889〜898)の寛平二年(890年)三月、紀伊の猟師が犬を連れて、当山の行場「蛇腹」付近で一匹の鹿を追っていました。
猟師の傍の大樹には大蛇がいて、猟師を狙っていましたが、猟師はそれに気づかず弓をつがえ、鹿に狙いを定めて射ようとしたそのとき、猟師の愛犬が急にけたたましく吠えだしました。
すると、犬の鳴声におどろいた鹿は逃げてしまい、獲物を失った猟師は怒って、腰の山刀で吠え続ける愛犬の首に切りつけました。
犬は切られながらも大蛇めがけて 飛び上がり、大蛇の頭に噛みついて、猟師を助けて大蛇と共に倒れました。
ようやく事の重大さを知った猟師は、自分の命を救って死んだ愛犬の骸をねんごろに葬り、弓を折って卒塔婆とし、その後七宝瀧寺に入って僧となり永く愛犬の菩提を弔いつつ、安らかに余生をすごしたと語り伝えられています。
(七宝瀧寺公式サイトより引用)
義犬像
義犬の墓からさらにテクテク♪
七宝瀧寺境内マップが現れました!
やっと七宝瀧寺に到着したようです♪
犬鳴山渓谷入り口の案内版には、七宝瀧寺まで約20分と記されていましたが、写真や動画を撮ったりしながら歩いたので、約1時間程かかってしまいました(汗))
境内
観音堂
白長弁天
身代り不動明王
布袋堂
南海沿線七福神めぐりの一社。
かわいい布袋さんが迎えて下さいました♪
手水舎
足腰痛除けの韋駄天将軍神(左)と、ぼけよけ不動尊(右)
ここから本堂へ
本堂
ご本尊は倶利伽羅大龍不動明王。
ご利益は、運気・物事成就の守護。
当山本尊倶利伽羅大龍不動明王については、倶利伽羅不動経に「大聖不動明王九十五種の極悪魔障を降伏せんが為めの御変身なり」と説かれ、
また倶利伽羅大龍不動明王は、悉地明王とも申し上げ、物事の成就の守護神なりと述べられています。
【ご真言】
ノウマク シッチ シッチ ソウ シッチ シッチ キャララヤ クエンサン ママ シッチ アジヤマ シッチ ソワカ
悉地は物事の成就円満の義で、六辺シッチをお唱えするのは、眼、耳、鼻、舌、身、意の六根、すなわち身体と心の一切の悩み、願を成就せしめ給うという意味でもあります。
(七宝瀧寺縁起パンフレットより抜粋)
ご本尊の倶利伽羅不動明王像は秘仏ですが、辰年辰の月(現在の4月)、酉年酉の月(現在の9月)に開帳法要が営まれます。
本堂前に、「亀石占い」がありました。
まず、心の中で願い事して、そのあとに亀石を持ち上げ、軽く感じるか重く感じるかで占うようです。
本堂の横から、「行者の瀧」へ向かいます。
清瀧堂
役行者像
行者くぐり岩
行者の岩をくぐる事により、もろもろの穢れ不浄がなくなるそうです。
私もくぐらせて頂きましたが、しっかり説明文を読まないままくぐってしまい、後で「六根清浄と唱えてなかったやん!」・・っと気付く始末です(笑))
行者の瀧
行者の瀧はすごい迫力でした。
水辺の近くまで行くことができ、水しぶきを浴びまくりました。
七宝瀧寺では、行者の瀧で滝修行をする「一日修行体験」ができます。
犬鳴山での修行は女性も参加できるため、女人禁制の大峯山に対して女人大峯とも呼ばれ、女性の方も多く修行しています。
「一日修行体験」の詳細はコチラから。
「行者の瀧」の横には、倶利伽羅大龍不動明王
参拝を終えて、身代り不動明王さまがいる休憩所で休んでいると!
トカゲと遭遇!!
これは、もしかして!?
「よく来たね~♪」っと、言ってくれていたのかな?笑
神社仏閣でトカゲを見るという事は、「神様が近くにいるサイン」「金運上昇のサイン」「変化が訪れるサイン」「運気上昇のサイン」らしい。
なんかうれしいなぁ。
がんばって歩いてきて良かった!笑
帰りは、寄り道もせずひたすら歩いたので、早く下りることができました♪
参拝動画
御朱印
アクセス
【所在地】大阪府泉佐野市大木8
【札所等】葛城二十八宿修験道根本道場、役行者霊蹟札所、近畿三十六不動尊霊場第33番、南海沿線七福神(布袋尊)、神仏霊場巡拝の道第54番(大阪第13番)
【お手洗い】あり
【駐車場】あり
【交通アクセス】南海本線「泉佐野駅」・JR阪和線「日根野駅」より南海バス「犬鳴山」行き終点下車 徒歩約25分
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