池坐朝霧黄幡比売神社(田原本町) 機織の神様を祀る秦氏ゆかりの古社

池坐朝霧黄幡比売神社(いけにますあさぎりきはたひめじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町法貴寺に鎮座しています。

創建年代は不詳ですが、境内にある由緒を記された石碑には、「推古天皇24年(616年)聖徳太子草創の法貴寺伽藍を賜った秦氏が、その祖神守り神として崇敬した古社である」と記されています。

御祭神は、天萬栲幡千々比売命(あめのよろずたくはたちぢひめのみこと)・菅原道真公。

天慶9年(949年)には、北野天満宮より菅原道真公を勧請して相殿に祀ったことから、中世から江戸時代までは「天満宮」の名前で呼ばれていました。

それでは、池坐朝霧黄幡比売神社へと参りましょう。

 

 

境内

 

鳥居

 

 

扁額には池坐神社

 

 

とても気持ちの良い参道です

 

 

御百度石

 

 

由緒・御祭神が記された石碑

 

御由緒

 

延喜式神名帳には「池坐朝霧黄幡比売神社大月次相嘗新嘗」と見える。

社名祭神名の示す如く機織(幡)の神であって推古帝二十四年(六一五)聖徳太子草創の法貴寺伽藍を賜った秦氏がその祖神守り神として崇敬した古社である。

また法貴寺記録によれば天慶九年(九四六)九月十九日に北野天満宮より菅原道真公を勧請し相殿した由が見える。

古来法貴寺天神又は天満宮として遍く知られており法貴寺(長谷川氏の氏寺)の鎮守神として信仰をあつめていた。

 

 

御祭神の天萬栲幡千々比売命(あめのよろずたくはたちぢひめ)は高皇産霊神の娘で、そして、天忍穂耳尊の妻であり、天孫降臨された瓊瓊杵尊の母。

織物を司る機織(幡)の神様です。

 

 

手水舎

 

 

拝殿

 

菅原道真公が好きだった梅の花が咲いていました♪

 

 

拝殿上部の扁額には天満宮の文字

 

 

拝殿内は凛とした空気が漂っています。

 

奉納された美しい龍の絵

 

 

横にぐるりと回り込むと、春日造りのご本殿が少し見えました♪

 

 

拝殿右側の境内社

須佐男神社(右)・事代主神社(左)

 

 

拝殿左側の境内社

琴平神社(左)、市杵嶋神社(中央)、右側の文字が読めなかった・・。

 

 

歌碑

 

 

境内に残る法貴寺の山門と鐘楼跡

 

 

動画

 

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県磯城郡田原本町法貴寺502

【駐車場】なし

【交通アクセス】近鉄橿原線 石見駅から東へ徒歩20分、田原本駅から北東へ徒歩30分。

 

 

 

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