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岡中鎮守社(おかなかちんじゅしゃ)は、大阪府泉南市信達岡中に鎮座しています。
御祭神は天照大御神。
昔この地は、土壁に囲まれ、樟・槇・松・銀杏・榎・椋の木などの大木に覆われ、日中でも薄暗く「天照太神の宮」と呼ばれた社がありました。
明治の終わり頃には信達神社に合祀され、その後、鎮守社の大木の殆どが伐採されましたが、幸い樟と槇の木が保存され、現在も残っています。
樟は樹齢800年以上と伝わり、神社境内を覆ってしまう程の大きさにビックリ!!
それでは、岡中鎮守社へと参りましょう。
境内
鳥居
岡中鎮守社の由緒
ここには、「天照太神の宮」と呼ばれた社があったと記されています。
宮の名前からして、御祭神はおそらく天照大御神でしょう。
明治の終わり頃には信達神社に合祀されたと書いてありますが、ご本殿がちゃんとあるので、現在はお戻りなっているということかな?
拝殿
拝殿の奥には、樹齢800年以上と言われる大きな樟があります。
ご本殿と比較しても大きさが伝わるかと♪
木が弱ってきているそうで、根を踏んでしまわないよう、ここから先は立ち入り禁止になっていました。
ご本殿の裏から、境内をはみ出す勢いで樟が伸びています!
もう、自分では支えきれず、支柱に支えられていました。
道を通り越して、まだまだ大きくなりそう!
樟は樹齢八百年以上 樹幹周囲目通し八・二m 根元十二m 樹高三十mで地上三mの所で幹が三本に分かれ、その姿の美しさと大きさが認められ、昭和四十五年、大阪府の天然記念物に指定されました。
また平成元年には「大阪みどりの百選」にも選ばれました。
(岡中鎮守社の由緒より抜粋)
地上3mの所から、幹が3本に分かれています。
樹幹周囲も大きく、迫力があります!
樟の横に寄り添うように立っているのは「槙」
槇は樟よりさらに古木であろうといわれ樹幹周囲目通し二・四m 根元三・四m 樹高十九・五mあります。
槇は一般に成長が遅く直径一m近い規模は府下では傑出したものですが、隣の樟の威容に隠れたためか平成二年になり大阪府の天然記念物に指定されました。
(岡中鎮守社の由緒より抜粋)
神社の横に「ちびっこ広場」があるのですが、その施設建設に伴い発掘調査を行ったところ、中世(今から約五百年前)の寺院跡が見つかり、瓦・皿などが多数出土したようで、泉南市の教育委員会に保存されています。
中世には「天照太神の宮」と呼ばれた社と、お寺がこの場所にあったのですね。
現在も成長し続ける大樟と槙は、岡中のシンボルともなっています。
参拝動画
アクセス
【所在地】大阪府泉南市信達岡中618
【お手洗い】ちびっこ広場(公園)の奥にあり。
【駐車場】神社横(集会場の前)に駐車させて頂きました。
【交通アクセス】JR阪和線「和泉砂川駅」徒歩約15分。