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- 奈良のお寺 - 奈良市

2026年1・2月に奈良市で開催されている「路地ぶら ならまち・きたまち」。
このイベントは、静かな奈良をゆっくり歩きたい方に特におすすめの寺巡り企画です。
普段は非公開のお寺が特別拝観できるだけでなく、御朱印をいただけるのも、このイベントの楽しみのひとつです。
前回、ならまちで6つのお寺を巡ったあと、翌週は少し足をのばして「きたまち」を歩いてみました。
きたまちは、ならまちに比べてさらに落ち着いた空気が流れるエリアで、静かに奈良を味わいたい方におすすめの寺巡りスポットです。
本記事では、空海寺・五劫院・念聲寺の3つのお寺を巡った体験をもとに、きたまちの魅力や楽しみ方をご紹介します。
👉「ならまち編はこちら」もあわせてご覧ください。
それでは、参りましょう。
目次
きたまち寺巡りの魅力とは?
ならまちが「歩いて楽しい場所」だとすると、きたまちは「静かに向き合う場所」という印象でした。
観光地のにぎわいから少し離れ、自分のペースでゆっくりと過ごせる時間がある。
そんな落ち着きが、このエリアの魅力です。
■空海寺|静かな時間のはじまり
最初に訪れたのは空海寺。

空海寺山門
空海寺は、その名の通り弘法大師・空海にゆかりがあると伝えられるお寺です。
観光地としてのにぎわいはありませんが、境内には落ち着いた空気が流れており、ゆっくりと過ごしたくなる静けさがあります。

空海寺本堂
境内に入ると、すっと空気が落ち着くような感覚がありました。
派手さはないものの、ゆっくりと過ごしたくなる静けさがあります。
空海作と伝わる本尊・阿那地蔵尊(秘仏)は拝観不可でしたが、本堂前では十王が左右に刻まれた矢田地蔵菩薩石像を拝観できました。

矢田地蔵菩薩石像

空海寺御朱印
■五劫院|印象に残る仏さまとの出会い
今回の寺巡りで、特に印象に残ったのが五劫院です。

五劫院山門
五劫院は、独特な姿で知られる「五劫思惟阿弥陀仏坐像」が安置されているお寺です。
その特徴的なお姿は一度見ると印象に残り、静かな本堂の中でゆっくりと向き合いたくなる場所でした。

五劫院本堂
本堂では、果てしない時間を瞑想されたお姿の五劫思惟阿弥陀仏坐像(重要文化財)を拝観させて頂きました。
また、境内にいらっしゃった「見返り地藏」がとても印象的でした。

見返り地藏
ここで出会った仏さまは、あとからじわじわと心に残る存在。
そんな不思議な魅力がありました。
ならまちを歩いたあとだからこそ、この出会いがより深く感じられたのかもしれません。

五劫院御朱印
■念聲寺|静かな余韻が残る場所
最後に訪れたのは念聲寺。

念聲寺本堂
念聲寺は、きたまちの中でもひっそりと佇むお寺で、落ち着いた空気が流れる場所です。
華やかさはありませんが、その静けさが心に残る、ゆっくりと過ごしたくなるお寺でした。
本堂では阿弥陀如来坐像などを拝観させて頂きました。

本尊 阿弥陀如来坐像
脇侍の観音・勢至菩薩は珍しい「倭(やまと)座り」と言われるお姿です。

倭座りの勢至菩薩
この座り方は、腰をかがめ、上体を一寸前に倒し、合掌する姿勢で、死者の魂を浄土に向かう者を迎える姿を表しています。
鎌倉時代末期に渡来系の石工が石仏(船御光地蔵尊)を建立したことをきっかけに、変遷を経て江戸中期に開山した念聲寺。
山門西側には、「きたまち六地蔵」のひとつである、船御光地蔵尊があります。

山門西側にある石仏(船御光地蔵尊)
いくつかのお寺を巡ってきたあとだからこそ、この静けさがやさしく心に残る時間。
今回の寺巡りを、静かに締めくくってくれる場所でした。

念聲寺御朱印
きたまち寺巡りの楽しみ方と注意点
■所要時間
半日程度でゆっくり巡ることができます。
■歩きやすさ
路地や細い道もあるため、歩きやすい靴がおすすめです。
■混雑
観光地の中心部に比べると、比較的落ち着いています。
■おすすめの時間帯
午前中〜昼頃は、より静かな雰囲気を楽しめます。
よくある質問(Q&A)
Q. 一人でも楽しめますか?
👉 はい。むしろ自分のペースで巡れるためおすすめです。
Q. 初めてでも大丈夫?
👉 問題ありません。落ち着いた雰囲気の中でゆっくり巡れます。
Q. ならまちとどちらがおすすめ?
👉 にぎわいを楽しむなら「ならまち」、静けさを求めるなら「きたまち」がおすすめです。
まとめ|もうひとつの奈良に出会う時間
きたまちで過ごした時間は、にぎやかな観光とは少し違うものでした。
特別な何かがあるというよりも、静かに自分と向き合える時間がある場所。
それが、このエリアの魅力なのだと思います。
ならまちを歩いたあとに訪れることで、その違いと奥行きを、より深く感じることができました。
またゆっくり歩いてみたい。
そんなふうに思える奈良の一日でした。
👉「ならまち編はこちら」



