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服部天神宮(はっとりてんじんぐう)は、大阪府豊中市服部元町に鎮座しています。
「服部」という地名は、この辺りに朝鮮より機織の技術を伝えた秦氏が機織部(はたおりべ)として住んでいたことから、機織り(はたおり)から服部(はっとり)に変化し、成り立ったものと考えられています。
御祭神は少彦名命・菅原道真公。
菅原道真公が大宰府へ左遷され任地へ赴く途中、足の病にかかり、少彦名命に祈りを捧げたところ、足の病からご回復されたことから、「足の神様」として、親しまれています。
それでは、服部天神宮へと参りましょう。
境内
阪急宝塚線「服部天神駅」から歩くこと1分程で到着です。
こちらの鳥居から入ったのですが、手水が見当たらず・・(汗))
どうやら裏側から入ったようです。
って、ことで、こちらが正面入り口
国道沿いにとても目立つ入り口がありました♪
鳥居
手水舎
手水の後方には草履堂
足の病が治癒されたお礼のあかしとして、たくさんの草履が奉納されていました。
江戸時代から奉納されてきた鉄製や、わらの草履が、今も保存されているそうです。
菅原道真公の銅像
下駄回廊
たくさんの下駄に吊るされた短冊♪
拝殿
御祭神は少彦名命・菅原道真公。
1200年以上前より祀られている、医療や健康にご利益があるという「少彦名命」と、少彦名命に祈る事によって、足の病からご回復された菅原道真公がお祀りされています。
豊中えびす社
「足の神様」として崇敬される服部天神宮。
お足はお金を意味することから、「足の神様=お金の神様」に繋がるとして、西宮神社より商売繁盛の神様として崇敬されるえびすさまのお神霊を勧請しお祀りされました。
ご神殿は、阪急宝塚線花屋敷駅(現在の雲雀丘花屋敷駅)の繁昌稲荷社(サントリーの創始者 鳥井氏の邸宅内)の建て替えを機に譲り受けたもの。
えべっさんの「たたき板」がある裏へのご挨拶もお忘れなく!
昔から「えべっさん」では、本殿の正面からお詣りしたあと、もう一度裏からお詣りし、「たたき板」を木槌でたたいて「えべっさんたのんまっせ」と商売繁盛をお願いする習わしがあります。
祖霊社
中央には藤原魚名公の墓、右に祖霊社を、左に招魂社がお祀りされています。
藤原魚名公の墓
川辺左大臣藤原魚名公は藤原鎌足の曽孫にして幾多の要職を歴任しましたが、延暦元年(783年)太宰府に左遷される途次、この地にてお亡くなりになり、ご神霊がお祀りされました。
初酉稲荷社
中央のお社には酉をお祀りし、その他の十一支は、回りのお社にお祀りされています。
自分の干支と裏干支をお参りする干支参りをすることで、運が開かれます。
「足踏み石」祈願台座
履物を脱ぎ、足の神様が祀られるご本殿に向かい「二礼二拍手一礼」の作法にて拝礼し、その後、祈願台座に座り、心を整えてお願い事をお祈ります。
一人だとちょっと恥ずかしいですけど(笑)、周囲に人がいなかったので、私もお祈りしました♪
服部天神宮の御由緒が、パネルで解り易く書かれています。
服部天神駅の御神木
阪急服部天神駅構内の大阪方面行のホームに、服部天神宮の御神木があります。
元来、現在の服部天神駅は服部天神宮の境内地であったそうです。
阪急電車の前身箕面有馬電気軌道が明治43年に駅を設置する際、地元服部の人達が親しんでいる木を伐採する事無く残す形の駅をつくり、大事に残され、今日に至っています。
御朱印
アクセス
【所在地】大阪府豊中市服部元町1丁目2-17
【駐車場】あり。
【お手洗い】あり。
【交通アクセス】阪急宝塚線「服部天神駅」下車、徒歩1分。
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