八劔神社 暗越奈良街道沿いにある神社(大阪府東大阪市)

八劔神社(やつるぎじんじゃ)は、大阪府東大阪市に鎮座されています。

御祭神は宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)。

 

 

御由緒によりますと、最初は宇賀御魂神を祭祀した氏神稲荷だったようです。

その後、宝暦3年(1753年)、この地の守護神として放出村の阿遅速雄神社(あぢはやおじんじゃ)より、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと・八劔大明神)を勧請し、八劔神社となりました。

 

 

八劔神社が鎮座する前の道は、「暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう」と言い、生駒山頂の南側の暗峠を越えて、大阪と奈良間を最短距離でつなぐ道(34キロ)で、古代より続いてきた古道です。

境内から東へ100m先にあった道標が、今現在は境内に移され残っています。

 

右 鳴川山 千光寺 役行者 道

 

右 ひょうたん山
左 大坂

 

天保2年(1831年)の道標には、「おかげ」と刻まれています。
伊勢・奈良への道標です。

江戸時代にはこの街道も、大和・伊勢間を結ぶ旅客貨物の重要な交通路として発展し、伊勢参りなどで賑わったそうです。

 

「神は人の敬により威を増し 人は神の徳により運を添ふ」
貞永元年(1232年)に制定された「御成敗式目」の一文

 

神社は無人。
御朱印なし。駐車場なし。

 

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