- 投稿 2023/01/18更新 2023/02/27
- 奈良のお寺 - 吉野郡
世尊寺(せそんじ)は、奈良県吉野郡大淀町比曽にある曹洞宗のお寺です。
山号は霊鷲山。
ご本尊は阿弥陀如来(放光樟像)。
31代用明天皇2年(687)勅願によって、聖徳太子が建立されたと伝えられています。
古くは「比曽寺(ひそでら)」と呼ばれ、吉野地方で大変栄えた寺院の一つでした。
古代最大の内乱とされる「壬申の乱」では、大海人皇子(後の天武天皇)が入寺、平安時代には56代清和天皇、59代宇多上皇が行幸され、空海も参詣されたことが古文書に残されています。
境内には飛鳥時代に建立された東塔跡、西塔跡、金堂跡、講堂跡の礎石が現存していて、歴史を感じる事ができます。
それでは、世尊寺へと参りましょう。