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安福寺(あんぷくじ)は、大阪府柏原市玉手町にある浄土宗のお寺です。
山号は玉手山。
寺伝によりますと奈良時代に行基によって建立されますが、中世には荒れ果ててしまい、小堂がただ一棟あるのみであったようです。
寛文年間(1661年 - 1672年ごろ)に浄土宗の僧・珂億上人がこの地を訪れ、安福寺を再建されました。
ご本尊は阿弥陀如来。
小さな山門をくぐると参道の両側に安福寺横穴群が広がっています。
それでは、安福寺へと参りましょう。
参道
参道の両脇に広がる横穴群は、1400年前(古墳時代後期)のお墓と言われています。
現代のマンションのように二層三層に重なるように密集しています。
マンション型のお墓・・って言った感じでしょうか('◇')ゞ
横穴群の横にある滝のような岩肌に何か見えます。
ズームしてみますと不動明王さまがいらっしゃいました。
慈母観音像
かつては玉手山遊園地内に祀られていました。
境内
山門
尾張大納言・徳川光友公は珂億上人の学徳に深く帰依し、安福寺に寺田を寄付するなど、明治維新に至るまで歴代尾張徳川家により援助を受けました。
光友公が寄進した山水蒔絵硯箱・牡丹蒔絵硯箱・菩提樹蒔絵香筥は国の重要文化財に指定されています。
安福寺山頂には光友公の御廟が祀られています。
庫裡
聖徳太子の棺ではないかと考えられている夾紵棺(きょうちょかん)の一部が、安福寺に所蔵されています。
珂憶上人は聖徳太子への崇敬の念が強く、四天王寺や叡福寺への寄進を惜しまなかったようで、叡福寺へ仏舎利を寄附した時の文書が残されています。
そのお礼に叡福寺から夾紵棺を頂いた?・・という説もあるようです。
鐘楼
鐘楼は珂憶上人が安福寺を建立する際に、鋳物師和田信濃に命じ、天和三年(1683)に建立さました。
割竹形石棺(重文)
この石棺蓋は、竹を割った様な形から割竹形石棺という名で呼ばれ、古墳時代前期の玉手山3号墳から出土したものと伝えられています。
本堂
ご本尊は阿弥陀如来。
平安末期から鎌倉期の作と言われています。
ガラス越しに大きな阿弥陀如来さまのお顔を拝する事ができます。
お庭がとても美しいです。
少し紅葉が始まっているようでした。
きっと紅葉の時期は綺麗なんじゃないかなぁ~♪
・・って、ことで、数週間後に再訪しました(笑)
紅葉のお庭は後ほど♪
石畳が変わっていてとても素敵です。
三徳稲荷大神
池に三徳稲荷の鳥居が映り込み、いい感じ♪
紅葉が美しいお庭
11月29日、紅葉のお庭を見たくて再訪しました。
見頃は過ぎてしまっていましたが、お庭がオレンジ色に染まって綺麗でした。
動画
御朱印
アクセス
【所在地】大阪府柏原市玉手町7-21
【交通アクセス】近鉄大阪線河内国分駅下車徒歩15分、近鉄南大阪線道明寺駅徒歩20分。
【駐車場】参拝者無料駐車場あり。(山門すぐ前に2ヶ所、お墓近くに1ヶ所あります。)
山門前にある薬師堂
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