櫻本坊 役行者母公の素敵な御朱印

竹林院群芳園から少し歩きますと、櫻本坊(さくらもとぼう)があります。

櫻本坊は天武天皇が建立された神仏習合の修験道場です。

ご本尊は神変大菩薩(じんべんだいぼさつ・役行者)。

 

山門

 

櫻本坊の境内には「夢見の桜」と呼ばれる1本のしだれ桜があります。

このしだれ桜から、櫻本坊の歴史は始まりました。

 

寺伝によりますと、天智10年(671年)、天智天皇の弟である大海人皇子(おおあまのおうじ)は、吉野離宮日雄殿(櫻本坊の前身)にいました。

ある寒い冬の夜、大海人皇子は深い雪に覆われた吉野山に、一本の満開の桜が咲いている夢を見ます。

不思議に思った大海人皇子は、役行者の高弟・日雄角乗(ひゆうかくじょう)に夢判断を命じます。

すると角乗は・・・。

「桜は日本の花の王、殿下は天皇の位につかれることでしょう。」

と、大海人皇子に謹んでお答になられました。

翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利して天武天皇となられます。

天武天皇は、夢に現れた桜をもとめ吉野の山に登られ、夢に見た桜 「夢見の桜」 と出会われます。

その夢で見た桜のもとに道場を建立したのが櫻本坊です。

日雄角乗は、天武天皇即位後、天皇の命により、櫻本坊の初代住職となりました。

 

 

手水舎

 

本堂

 

御本尊は役行者神変大菩薩(重文・鎌倉時代)。

等身大19歳のお姿と伝わっています。

本来、前鬼・後鬼が左右に従っていましたが、明治の神仏分離・廃仏毀釈の際、行方知れずとなったそうです。

 

 

鉄下駄の上に乗ってお祈りするようです。

 

聖天堂

聖天さまは、縁結び・財宝・学問成就の神様。

吉野聖天尊は、今から約1350年前に役行者さまが大峰山の最奥、深仙宿の近く聖天の森で勧請し、祀られた日本最古の聖天さまです。

 

「縁」と書かれた八角形の絵馬がたくさんありました。

様々なご縁を結んで頂けるようです。

 

吉野弁財天

 

 

最初は外からお参りしていたのですが、どうやら中を拝観できるようです。

拝観料400円を納め、御朱印帳をお預けして中に入りました。

 

本堂→聖天堂→大師堂→大講堂と拝観します。

大師堂は、真言宗の開祖、弘法大師空海をお祀りするお堂です。

また、豊臣秀吉が吉野で花見を宴を開いた時に櫻本坊は徳川家康の本陣となったことからご縁があり、徳川家菩提堂として歴代将軍や政所らのご位牌もお祀りされていました。

 

大講堂

こちらの大きな広間の一角では、役行者母公像(鎌倉時代・木造)を拝見することができました。

母公像(ははこぞう)とは役行者さまの母君のお姿です。

 

襖には「世界平和生命同一」の書、天井には2匹の龍の絵があります。

また、こちらの窓からは、上千本が一望で、とても素晴らしい景色を見る事ができます。

紅葉もとても美しく、暫し広間に座り、贅沢な時間を過ごさせて頂きました。

 

 

 

さてさて、寺伝にもあります天武天皇が夢でご覧になったしだれ桜「夢見の桜」ですが、聖天堂の写真の右手に少し写っていますので、よろしければ少しバックして頂いて、ご覧いただければ幸いです。(夢見の桜・・撮り忘れです(涙)))。

再訪しましたら、また、アップしたいと思います。

 

櫻本坊御朱印 神変大菩薩(右)役行者母公(左)

 

【所在地】奈良県吉野郡吉野町大字吉野山1269
【御朱印】あり。
【札所】役行者霊蹟札所
【駐車場】あり。
櫻本坊公式サイト