金臺寺から浄國寺へ 「花祭り」夕霧太夫行列【限定御朱印】

夕霧太夫(ゆうぎりたゆう)は、元禄年間で800人以上いたとされる、大坂の花街・新町の遊女の中でも、最も美しかったといわれています。

日本三太夫の一人で絶世の美女と伝えられる夕霧太夫は、1678年に27歳の若さで没した時には、大坂中がその死を惜しんだそうです。

夕霧太夫は浄國寺にある墓所で眠っています。

その夕霧太夫の名前を冠にした「花祭り」夕霧太夫行列を見に行ってきました。

それでは、金臺寺(こんたいじ)から浄國寺(じょうこくじ)へと練り歩く、夕霧太夫行列へと参りましょう。

大阪城城下町における寺町のうち、下寺町は江戸時代に遡る建築がまとまって残っているとても風情のある町です。

その中でも金臺寺は、本堂が明暦2年(1656)頃の創建であり、市内の浄土宗本堂としては最古のものであるそうです。

 

金臺寺山門

 

金臺寺で甘茶かけ

 

夕霧太夫行列は金臺寺からスタートします。

いよいよ始まりました。

 

こんなに高い下駄?を履いて歩くんですね。

 

夕霧太夫・新造(しんぞう)・禿(かむろ)を含む大勢の行列が金臺寺から浄國寺まで、雅楽の演奏つきで華やかに練り歩きます。

 

 

 

 

金臺寺から浄國寺まで180mほどなのですが、練り歩くのに1時間程かかって浄國寺に到着です。

 

 

浄國寺にある夕霧太夫の墓

松尾芭蕉と並ぶ俳人、上島鬼貫がこの墓に参拝した折に詠んだ句「此塚に柳なくともあわれ也」が墓碑に刻まれています。

 

浄國寺でお抹茶を頂きました。

お抹茶は、大阪薬科大学茶道部の方が用意して下さいました。

「夕霧もなか」の包み紙が素敵♪

もなかもとっても美味しかったです。

 

この日は、桜模様の紙に書かれた特別御朱印が金臺寺浄國寺心光寺の3ヶ寺で拝受できるという事でしたので、同じ下寺町にある心光寺にも足を運びました。

 

心光寺

 

心光寺の山門前にいた亀。

名前は「カメ吉」

とても賢いカメで、「かめきち!!」っと呼ぶとこちらを見て、首を延ばしてきました(笑)

 

金臺寺通常御朱印(右)、限定御朱印(左)

 

心光寺限定御朱印(右)、浄國寺限定御朱印(左)

 

◆浄國寺
【所在地】大阪府大阪市天王寺区下寺町1-2-36
【御朱印】あり。
【駐車場】あり。
【アクセス】大阪メトロ谷町線谷町9丁目駅下車、千日前線日本橋駅下車 各徒歩9分程。
※夕霧太夫行列は、毎年四月第一日曜に行われます。
浄國寺公式サイト

 

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