万部おねりで有名な大念佛寺(平野)【御朱印】

大念佛寺(だいねんぶつじ)は、大阪府大阪市平野区にある寺院です。

融通念仏宗総本山。山号は諸仏護念院大源山。

創建は大治2年(1127年)、聖徳太子信仰の厚かった良忍上人が四天王寺に立ち寄った際、太子から夢のお告げを受け、鳥羽上皇の勅願により平野に根本道場として創建したのが始まりとされています。

境内地は約7300坪、30余りの堂宇があり本堂は大阪府下最大の木造建築です。

それでは、大念佛寺へと参りましょう。

JR平野駅から徒歩5分程で大念佛寺に到着しました。

 

山門

山門は江戸時代前期(元禄)の建立。

 

扁額

山門には霊元天皇皇女・法鏡寺宮御親筆の勅額「大源山」が掲げられています。

 

山門をくぐりぬけると、広大な敷地にビックリ!!
駅から大念佛寺まで歩く途中見てきた街中の風景からは、想像もできない風景が広がっていました。

 

大念佛寺境内案内図

 

本堂

 

本堂は1938年に再建された総欅造り・銅板葺きの大阪府下最大の木造建築(東西約50m、南北約40m)で、2003年国の登録有形文化財に登録されています。

 

 

本堂の横にある御朱印所と売店。

 

大阪十三佛霊場の御朱印を拝受しました。

 

鐘楼は現在工事中

 

こちらの鐘楼は1800年の創建なのですが、工事の為この鐘楼を解体すると、大量にハトのフンが出てきたそうです。

その重量18.1t!!

ハトのフンを撤去するのに5人がかりで1ケ月かかったとか(-_-;)

18.1tのハトのフンが溜まっていたのにもかかわらず、その重さに耐え得るような昔のいい材料が使われていたそうです。

 

 

円通殿(観音堂)

伝教大師(最澄)作と伝えられる聖観音立像を祀り、左右には大通上人が募った日月祠堂位牌が安置されています。
扁額「円通殿」は大通上人直筆。平成元年改修復元されました。

 

地蔵堂

弘化元年(1844)第52世教彌大僧正の創建。

 

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経堂

河内西国特別客番霊場なにわ七幸のお堂として、聖応大師良忍像がお祀りされています。

 

大念佛寺は「なにわ七幸めぐり」巡礼地の一寺です。

なにわ七幸を巡ると、七つのご利益を授けて頂くことができるようです。
なにわ七幸めぐりの集印帳なども大念佛寺の売店で販売されていました。

詳しくはこちらから→「なにわ七幸めぐり

 

白雲閣

毎月26日、ここ白雲閣で写経会が開かれています。

時間:午前9時30分~午後3時。(予約不要)
参加料:1,000円(写経用紙 筆代)。

 

私も写経体験してきました。

用具は全て揃っていますので、手ぶらで参加する事ができます。

お部屋はとても静かで、ただ墨をする音だけが響き・・・なんとも素敵な時間が流れて行きます。

無心で写経すること一時間。

 

写経が終わると、お抹茶とお菓子を頂きました。

こちらのお菓子、結構ボリュームがあってうれしかったです。

9月はさつまいものお菓子でしたが、毎月変わるようです。

・・・っとなると、毎月のお菓子も写経の楽しみの一つになりそう?(笑)

 

大念佛寺の最大の行事に、毎年5月1日~5日に行われる「万部おねり」があります。

25の菩薩が来迎する様を再現したもので、金色の面にきらびやかな衣装で、豪華絢爛な極楽浄土の世界を目の当たりにできます。

大阪市の無形民俗文化財に指定されています。

 

 

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【追記 2019.5.4参拝】

万部おねりに行ってきました。
境内は屋台が出ていて、二十五菩薩さまの来迎を見ようと、たくさんの見物客で賑わっていました。

 

本堂の周りには来迎橋が準備されていました。

 

大念佛寺万部おねりの境内案内図です。

真ん中に本堂があります。

 

万部おねりスケジュール

二十五菩薩のおねりは午後1時頃から始まるようでしたが、その前にお稚児さん達の御渡りがあったりしたので、実際に始まったのは午後2時前頃からでした。

 

二十五菩薩とは、臨終のとき極楽浄土から来迎するとされる阿弥陀仏さまに従ってくるという観世音菩薩さまをはじめとする二十五の菩薩さまのこと。

 

いよいよ二十五菩薩のおねりが始まりました。

 

来迎橋を渡る菩薩さま。

二十五菩薩さまはそれぞれ持物を持って来迎橋を御渡りになられます。

 

一部の菩薩さまを抜粋してご紹介します。

一番最初の菩薩さまは観世音(かんぜおん)菩薩さまで紫蓮台(しれんだい)を持っておられます。

 

四番目に登場された薬上(やくじょう)菩薩さまの持物は玉幡(ぎょくばん)。

 

五番目に登場された普賢(ふげん)菩薩さまの持物は幡蓋(ばんがい)。

 

十番目に登場された徳蔵(とくぞう)菩薩さまの持物は笙(しょう)。

 

十六番目に登場された陀羅尼(だらに)菩薩さまの持物は鳳簫(ほうしょう)。

 

十七番目に登場された衆宝王(しゅうほうおう)菩薩さまの持物は、銅鑼(どら)。

 

二十五菩薩さまのおねりを初めて見ましたが、とっても素敵でした。

 

大念仏寺 御朱印

 

【所在地】大阪府大阪市平野区平野上町1-7
【御朱印】あり
【札所】河内西国三十三箇所特別客番、おおさか十三仏霊場10番、なにわ七幸4番、神仏霊場巡拝の道 第46番
【駐車場】あり(乗用車1000円)
【アクセス】JR大和路線 平野駅より徒歩5分、大阪メトロ谷町線 平野駅より徒歩8分。

 

大念佛寺公式サイト

 

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