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- 大阪の神社 - 堺市
丹比神社(たんぴじんじゃ)は、大阪府堺市美原区多治井に鎮座しています。
ご祭神は、火明命(ほのあかりのみこと)、瑞歯別命(みずはわけのみこと・反正天皇)。
合祀により菅原道真公、大山祇命、伊邪那岐命、伊邪那美命、凡河内倭女姫命。
創建時期については不明ですが、延喜式神名帳(927年)にも記載されている式内社であることから、それ以前の創建であることが解ります。
境内には「反正天皇産湯の井戸」も残されています。
それでは、丹比神社へと参りましょう。
境内
二の鳥居
二の鳥居の前は長い参道になっていて、遠くに一の鳥居が見えます。
拝殿
ご祭神は、火明命(ほのあかりのみこと)、瑞歯別命(みずはわけのみこと・反正天皇)。
合祀により菅原道真公、大山祇命、伊邪那岐命、伊邪那美命、凡河内倭女姫命が祀られています。
火明命は瓊瓊杵尊の御子で、丹治比氏の祖神。
丹治比氏が祖神である火明命を祀るために創建したと思われます。
ご本殿裏には樹齢千年を超える御神木(楠)があります。
とても大きな御神木にビックリです!
付近は神域になっていて、御神木の近くまで行けないのが残念。。
境内には履中天皇の歌碑などがありました。
反正天皇産湯の井戸
第18代反正天皇(多遅比瑞歯別命)がご誕生の際、産湯をお使いになられたという井戸がありました。
多遅比瑞歯別命は、その名の示すとおり歯並びのたいそうきれいな天皇で、瑞井という井戸で多遅(タチ=いたどり)の花がたくさん咲いていたところから、多遅比という別名で呼ばれました。
現在では字が読みやすく改まり多治井(この場所の地名)となりました。
その時代では丹比神社も多遅比神社(タチヒノジンジャ)と呼ばれていました。
本殿北側に五輪塔があります。
五輪塔は、仁徳天皇がお亡くなりになったことを悲しんで、反正天皇が建立したと言われています。
その為、仁徳天皇陵のある西側を向いています。
この五輪塔は「夜泣き石」とも呼ばれているそうで、面白い言い伝えが残っています。
その昔、この石を持ち帰り漬物石に使用したことがあり、その際に夜になると石が泣いたそうです。
その出来事で、もとの神社に返しました。
それ以来この石は、夜泣き石と呼ばれるようになりました。
現在では、夜泣きのひどい赤ちゃんがお参りすると、夜泣きが良くなるという言い伝えがあります。
境内北側入口には、二本の楠が寄り添って立っています。
上のほうで結ばれているように見える為、「縁結びの木」として親しまれています。
動画
御朱印
駐車場
神社には無料駐車場がありますが、鳥居横にある駐車場は神社の駐車場ではありません。
鳥居の前を通り越し、2本目の筋を左折して神社境内に駐車します。
駐車場入り口
アクセス
【所在地】大阪府堺市美原区多治井157番地
【お手洗い】あり。
【駐車場】あり。
【交通アクセス】近鉄南大阪線河内松原駅より近鉄バス(余部方面行き)で約15分。下黒山停留所下車、徒歩5分。
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