志紀長吉神社(しきながよしじんじゃ)は、大阪市平野区長吉長原に鎮座しています。
創建は古く、今から1200年前の平安初期頃(794年)といわれている延喜式内社です。
御祭神は長江襲津彦命(軍神長寿の神)、事代主命(五穀豊穣の神)。
慶長20年(1615)大坂夏の陣に、真田幸村公が戦勝を日蔭大明神(志紀長吉神社)に祈願の際、神社の馬場にて休息され、この時に軍旗と刀剣を奉納されました。
その軍旗が公開されることを知り、一目見たくて参拝に訪れました。
それでは、志紀長吉神社へと参りましょう。
境内
二の鳥居
扁額
ご由緒
鳥居をくぐって境内に入ると、たくさんの六文銭の旗が迎えてくれました♪
手水舎
手水鉢にも六文銭
境内は清らかな空気が流れていて、とてもいい感じです。
江戸時代には日蔭大明神と称して牛頭天王を祀り、祈雨祈願に霊験あらたかであるとして、信仰を集めていたようです。
境内末社・琴平社
御祭神は大物主命、交通安全の神様。
境内末社・稲荷社
御祭神は宇迦之御霊大神・豊受大神、商売繁盛の神様。
伊勢神宮・神武天皇陵遥拝所
六文銭軍旗は参集殿で公開されているようです。
参集殿
ガラガラ・・っと戸を開け、中に入らせて頂きました。
有難いことに撮影OKとのこと!
ありがとうございます!!
しかしながら、ブログに写真を掲載してもいいのかとお聞きするのを忘れてしまった・・(汗)
なので、写真はなしということでご了承下さい。
真田幸村公が奉納した軍旗は、長さ2.4メートル、横30センチの吹き流しの軍旗で、真田幸村公ご本人が背に掲げていた旗だそうです。
色は薄茶色で、旗の上下は破損していて、所々に穴が空いていました。
この穴は火縄銃や矢の貫通跡だそうです。
私の目の前にある軍旗を背に掲げて戦っておられたのかと想像すると、感慨深いものがありました。
ちなみに、軍旗と一緒に奉納された刀剣は、終戦後没収されたそうです。
軍旗は毎年1月2日・3日、5月4日に一般公開されています。
御朱印
大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りのご縁で、参拝させて頂きました。
御朱印には御神紋「日蔭の蔓(ひかげのかずら)」の印があります。
日蔭大明神と称したのは、この日蔭蔓に起因するものと考えられています。
真田幸村公 休息所
真田幸村公が戦勝を日蔭大明神(志紀長吉神社)に祈願の際、神社の馬場にて休息されと伝わる場所を訪れました。
志紀長吉神社の一の鳥居から100メートル程歩いた所にありました。
由緒
門扉を開けてアプローチを歩いて行きますと!
休息碑がありました。
休息碑の裏には、真田幸村公が休息所にて詠まれた歌が記されています。
「御神徳を たたえ奉りて 家の思ふ心のうちの霧はれて 神の利生に任せこそすれ」
【意味】
大神様の力強いご威勢をたたえ、真田家の往先の見えない霧のようなもやもやとした気持ちが切り晴れ渡りて神のご利益に任せます。
アクセス
【所在地】大阪府大阪市平野区長吉長原2丁目8-23
【駐車場】あり
【交通アクセス】大阪メトロ谷町線「長原駅」より徒歩5分。
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