神坐日向神社 御子神を祀る古社(奈良県桜井市)

神坐日向神社(みわにますひむかいじんじゃ)は 大神神社摂社として奈良県桜井市三輪字御子ノ森に鎮座されています。

御祭神は、櫛御方命(くしみかたのみこと)、飯肩巣見命(いいかたすみのみこと)、建甕槌命(たけみかづちのみこと)

櫛御方命→飯肩巣見命→建甕槌命と、親子三代が祀られています。

大物主大神の子孫です。

平安時代の「延喜式」神名帳にも記される古社で、御子神を祀ることから神社の古絵図に「御子宮(みこのみや)」として描かれています。

 

初めて訪れたのは、昨年の秋。
丁度、神社の工事中でした。

 

神様は仮拝殿に鎮座されていました。

 

 

そして、2017年6月に参拝に訪れた時には、とても美しい神社になっていました。

 

大神神社ご神体である三輪山頂上付近には高宮神社(こうのみやじんじゃ)が祀られていますが、延喜式神名帳には式内大社として神坐日向神社が載せられています。

この神坐日向神社は、古代には三輪山の頂上に祀られ、太陽祭祀に深く関わっていた神社であったと推測されています。

三輪山頂上付近にある高宮神社のご祭神は日向御子神(ひむかいのみこのしん)。

日向御子神とはどなたなのか!?
もしかしたら、日向御子神とは大物主大神の子孫のことかも知れません。

神坐日向神社の鎮座地を“御子ノ森(みこのもり)”といいます。

山頂に祀る日向御子神を招き降ろした里宮が鎮座することからの地名とも推測され、この地名も意味深いです。

三輪山の頂上、高宮神社を「上宮」とし、麓の神坐日向神社を「里宮」または「下宮」とする説もあるようです。

 

【所在地】奈良県桜井市三輪字御子ノ森
【御朱印】なし
【駐車場】なし

大神神社 公式サイト