道明寺天満宮の御朱印 梅香る菅原道真公ゆかりの地

道明寺天満宮(どうみょうじてんまんぐう)は、大阪府藤井寺市に鎮座されています。

御祭神は菅原道真公、天穂日命、覚寿尼公(菅原道真公のおば様)。
ご利益は、学業成就・受験合格。

この地は、土師氏の祖先に当たる野見宿禰(のみのすくね)が、「はにわ」を創って殉死に代えた功績で、土師(はじ )の姓と、この辺り一帯を所領地として賜わって以来、野見宿禰の遠祖である天穂日命を祀る土師神社がありました。

道明寺天満宮の起こりは、この土師神社から始まったのだと思われます。

では、道明寺天満宮の歴史と共にご案内しましょう。

 

 

道明寺天満宮の歴史

 

神門

道明寺天満宮神門

 

土師神社が創建され、その後、仏教が伝来し推古天皇の2年、聖徳太子の発願により土師連八嶋(はじむらじのやしま)が自宅を喜捨し、土師氏の氏寺である土師寺が建てられました。

 

八島君之廟窟碑
土師連八島の碑。(神門へ向かう石段下横にあります。)

 

登り窯(復元)

道明寺天満宮付近から、登り窯跡が発見されています。

土師氏はこの辺りで、埴輪等を作っていたんですね。

埴輪がかわいいです(笑))

 

やがて土師氏は、桓武天皇にカバネを与えられ、大江氏・菅原氏・秋篠氏に分かれて行きます。

 

ここから少し、道明寺天満宮と菅原道真公との縁について書いてみたいと思います。

 

平安時代、土師寺には菅原道真公のおばに当たる覚寿尼(かくじゅに)公が住んでおり、菅原道真公は幾度か土師寺に来られています。

元慶8年(884)年の夏、40歳の時に菅原道真公は土師寺に滞在され、五部の大乗経を写されます。

その写経をする際、水を汲み上げたという井戸が現在も残っています。

 

夏水井(げすいのい)

菅原道真公は、この井戸から水を汲み、青白磁円硯(国宝)により、五部の大乗経を写されました。
青白磁円硯(国宝)は道明寺天満宮宝物館で見る事ができます。

その経を納めた塚から胚芽が経巻の形をした木槵樹(もくげんじゅ)が生えたとされている場所があります。

その場所はこの記事の最後にご紹介したいと思います。

 

菅原道真公薨去後、天暦元年(947年)、土師寺は道明寺と名前が変わり(「道明」というのは、道真の称号に由来します)、土師神社に天満宮が創建されます。

明治の神仏分離の際、土師神社と道明寺が分離され、道明寺は道を隔てた隣の敷地に移転し、1952年(昭和27年)、土師神社は「道明寺天満宮」と改称されました。

 

 

 

少し長くなってしまいましたね('◇')ゞ
では、道明寺天満宮へと参りましょう。

 

 

境内

 

参道

 

拝殿

 

和合稲荷社
商売の神様和合稲荷大神をお祀りしています。

 

八嶋社

道明寺の前身である土師寺をつくった土師連八嶋をお祀りしています。

 

白光社
巳神の白光大神をお祀りしています。

 

霊符社
天地のわかれたるとき、一番最初に出現された神、天御中主神をお祀りしています。
このあたりでは、砂神様としても信仰されています。

 

白太夫社
菅原道真公が大宰府へ下向のとき、菅公のお伴をされた白太夫命をお祀りしています。
白太夫は、一説には渡会春彦とも味酒安行とも言われています。
狛犬は備前焼。

 

白太夫社の横には、復元された修羅があります。

この修羅の出土地は、道明寺天満宮御祭神の菅原道真公のご先祖の領地であり、5世紀半ばのものと推定されています。
この修羅を使っての土木技術はすべて土師氏一族のものであったようです。

 

元宮 土師社
ご祭神は天夷鳥命(あめのひなとりのみこと)・野見宿祢・大国主命の3柱です。
道真公の薨後、天暦元(947)年に天満宮が創建されるまで、土師社が本社でしたので、現在でも道明寺地区に住む人にとって氏神さまとしての信仰されています。

 

撫で牛
牛は、天神さま・菅原道真公のお使いの動物として信仰されています。
これは、道真公が丑年の丑の刻に誕生されたためや、大宰府で道真公が亡くなられたときご遺骸を運ぶ牛車の牛が動かなくなり、その地をご墓所とした、ということに由来していると考えられています。

 

菅原道真公と言えば、梅ですね。
本殿の裏側は梅園になっていて、約80種800本の梅が植樹されています。
梅園は「大阪みどりの百選」に選ばれていて、毎年2月から3月にかけて、梅まつりが開催されています。

 

【梅まつり情報】
開園時間 午前9時~午後5時閉門(入園は午後4時30分まで)
期間中は本殿裏の梅園の拝観が有料となります。
大人300円、中学生以下無料。

 

桜の季節もとても美しいです。

 

 

道明寺五重塔礎石と木槵樹

 

ささっ♪お待たせしました!

先程ご紹介した、菅原道真公がお経を納めた塚へとご案内しましょう。

 

道明寺天満宮の神門前をまっすぐ歩いて行きます。

振り返ると、このような景色です。
遠くに見えているのが神門です。

 

道明寺五重塔礎石がすぐ右側に見えてきます。

天正3年(1575)、織田信長による古市高屋城攻めによって、焼亡した五重塔の跡です。
現在は礎石のみが残っています。
この辺りまで、道明寺天満宮の境内地だったんですね。

 

道明寺五重塔礎石を右に曲がりますと、木槵樹が見えてきます。

 

残念ながら、普段は施錠されていますが、中はしっかりと見る事ができました。

元慶8年(884)年の夏、菅原道真公が当地に滞在され、五部の大乗経を書写され、その大乗経を埋納する地を示したのが、伊勢・八幡・春日三神の化身であり、ここに神殿を建ててお祀りしたのが西宮で、三社神祠ともいわれています。

西宮(左)と、木槵樹(右)

経塚から生えた木槵樹(もくげんじゅ)

木槵樹の種子で数珠を作り、百万遍の念仏を唱えると極楽往生できるというのが、謡曲『道明寺』に謡われています。 現在の木槵樹は数代目で、大阪府の天然記念物に指定されています。
「木槵樹」は6月中旬から咲き始め、下旬には満開を迎えます。

 

 

梅まつり

 

2018.3.6 再訪
梅まつりに行ってきました。
満開でとてもきれいでした。

 

 

 

 

 

道明寺天満宮で、猿まわし公演もやっていました。
かわいいお猿さんの名前は「ぽんず君」。
素晴らしい芸をたくさん見せてくれました。

 

 

うそかえ神事

 

2020.1.25 再訪

「うそかえ神事」に行ってきました。

 

うそかえ神事とは、「鷽(ウソ)」が「嘘(うそ)」に通じることから、前年にあった災いや凶事などを嘘にして、今年は吉になることを願う神事で、毎年たくさんの方が参加されます。

私は初めて参加したのですが、まぁ、たくさんの人にビックリしました(笑))

 

太鼓の合図と共に始まります。

 

この袋の中にちいさな「うそかえ鳥」が入っていて、参加者のみなさんと「か~えましょ!か~えましょ!」と言いながら、交換し合います。

 

太鼓が鳴ったらそこで終了~♪

袋の中を開けてみると・・・!

小さくてかわいいうそかえ(鷽替え)鳥が出てきました。

 

この木彫りのうそかえ鳥は、道明寺天満宮の方の手作りです。

幸運な人には、うそかえ鳥の底に印が付いていて、十八金や純金、木彫三寸の鷽替え鳥と交換してもらえます。

私のうそかえ鳥には印がなかったのですが、かわいいうそかえ鳥に大満足です。

 

蠟梅が満開でとてもいい匂いを放っていました。

 

 

御朱印

 

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪府藤井寺市道明寺1丁目16-40
【御朱印】あり。
【札所等】神仏霊場巡拝の道58番(大阪17番)、菅公聖蹟二十五拝。
【駐車場】参拝者無料駐車場あり。
【アクセス】近鉄南大阪線・道明寺駅から徒歩3分
道明寺天満宮 公式サイト

 

 

大阪の御朱印まとめ ~神社編~