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- 奈良のお寺 - 宇陀市
佛隆寺(ぶつりゅうじ)は、奈良県宇陀市榛原赤埴(はいばらあかばね)にある真言宗室生寺派のお寺です。
室生寺の南門として本寺と末寺の関係にあります。
佛隆寺は彼岸花の名所として知られ、山門へと続く約200段の石段の両側を彼岸花が埋め尽くす風景はとても美しいです。
また、4月上旬には奈良県最古とされる「千年桜」が開花し、多くの人で賑わいます。
少し見頃が過ぎてしまいましたが、彼岸花を見に行ってきました。
それでは、彼岸花が美しい佛隆寺へと参りましょう。
駐車場の横に無人販売所がありました。
ミニ冬瓜やかぼちゃ、赤玉ねぎなどがビックリするような安いお値段で販売されていました。
月曜日はお休み(雨の日、風の日のお休みあり)。
駐車場からテクテク♪ 彼岸花が見えてきました。
境内
少し見頃のピークは過ぎていましたが、とても美しいです。
入り口にはご芳志の箱が設置されていました。
「佛隆寺の彼岸花は5年前、シカ、イノシシに被害を受け、県・市とボランティアの人々に助けられ4年間で約8万5千球を植栽して頂きましたが、管理費等、檀家が少なく苦慮しています。この趣旨をご理解頂きましてご芳志の程宜しく重ねてお願いいたします。」
と、書かれていました。
僅かですがご芳志箱に納めさせて頂きました。
鎌倉時代のお地蔵さまが見守ります。
歴史を感じる鎌倉時代の石段が約200段続きます。
とっても綺麗です♪
石段沿いに咲いている・・というロケーションが凄くいいです。
トンボとのコラボ♪
佛隆寺のサクラの巨樹(奈良県指定天然記念物)
ヤマザクラとエドヒガンの雑種であるモチズキザクラの一種。
4月上旬には推定樹齢900年とされる奈良県最古の「千年桜」が開花します。
お茶の花も咲いていました。
佛隆寺は、空海(弘法大師)が唐から持ち帰った最古の茶を栽培した場所といわれ、「大和茶発祥の地」とされています。
石段の上から見た風景も素敵です。
約200段の石段を登りきると、山門が見えてきます。
佛隆寺にはたくさんの宝物があります。
鐘楼
フォトジェニックな休憩スポット♪
手水舎
本堂
ご本尊は聖徳太子作とされる十一面観音立像。
元徳2年(1330年)の銘がある十三重石塔
護摩堂
大石室(重要文化財)
西暦859年に構築された入定石室。
佛隆寺は、平安時代前期の嘉祥3年(850年)に空海(弘法大師)の高弟・堅恵(けんね)により創建されたと伝わります。
内部には、堅恵の墓と伝えられる五輪塔があります。
白岩神社
大石室の前には、白岩神社が鎮座されています。
石段の向こうに鳥居が見えたので、行ってみましょう♪
白岩神社の鳥居
降りてきた石段を、また・・登ります(笑)
拝殿
社伝によりますと、「延暦九年(790年)赤埴白岩下に鎮座」とあります。
御祭神は須勢理姫命。
境内には善如龍王の石塔
白岩神社は室生龍穴神社の奥宮である吉祥龍穴より勧請されたという伝承があるそうです。
ご本殿背後の白岩下に鎮座されたという白岩神社。
ご本殿の後方に見える山には、白い大きな岩肌が見えます。
これが「白岩」かな?
白岩神社の神宮寺として建立された佛隆寺は、神仏習合の名残を感じる静かな古刹でした。
動画
御朱印
アクセス
【所在地】奈良県宇陀市榛原赤埴1684
【入山料】200円
【駐車場】参拝者無料駐車場あり(約10台)。
【交通アクセス】近鉄大阪線榛原駅から奈良交通バス(上内牧・曽爾村役場前行き)「高井」下車、徒歩約30分。
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