大覚寺 寺町に佇む尼崎最古の古刹【御朱印】

元和三年(1617)に大名・戸田氏鉄(うじかね)が尼崎城を築き、城下町を建設するにあたって散在していた寺院を、城の西にあたる現在の所に集めて寺町を作りました。

兵庫県尼崎市寺町の区画は当初からほとんど変化がなく、今も11の寺院が集中しています。

 

大覚寺(だいかくじ)は、その寺町の一画にある律宗の寺院です(赤〇印)。

山号は月峯山。

ご本尊は十一面千手観世音菩薩。

寺伝によりますと、百済の高僧・日羅上人聖徳太子の命により剣尾山(大阪府豊能郡能勢町)に月峰寺を創建しましたが、長州の浦の人々が山の霊地にお参りに行くには遠く容易ではないことから、推古13年(605)長州の浦に伽藍を建て、燈明をかかげて、ここより遠拝するようになりました。

この燈明を掲げたお堂が「燈炉堂」であり、大覚寺の始まりとされています。

それでは、現存する尼崎最古の古刹である大覚寺へと参りましょう。

山門

 

手水舎

 

境内の様子

 

本堂

「摂陽群談」「和漢三才図会」 「摂津名所図会」等によりますと、大覚寺のご本尊は日羅上人の作で、剣尾山上に輝く霊木から2体の千手観音を作り、1体を山頂の月峯寺に安置し、もう1体を大覚寺に安置したと伝えられています。

 

弁天堂(左)と燈炉堂(右)

中学・高校で習う「平家物語」は盲目の琵琶法師覚一検校(かくいちけんぎょう)が定めた『覚一本・平家物語』です。

大覚寺の門前町の市庭(市場)が彼ら琵琶法師の活動拠点のひとつで、大覚寺弁才天は覚一検校以下の琵琶法師たちの守護神であると同時に、交易の場である市庭の市神様でもあったようです。

 

大覚寺市庭戎(弁天堂左)

 

聖天堂

 

鎮守社

貴布禰社、加茂上社、加茂下社、石清水八幡社、豊成稲荷社の神々が祀られています。

 

薬師堂

 

芦刈からくり堂

日本三大祭りの一つ京都祇園祭では、大覚寺市庭が舞台の能楽「芦刈」を題材にした「芦刈山」が巡行します。
この物語の舞台は寺町に移転する以前の「大覚寺市庭」です。

 

大覚寺芦刈からくり堂・からくり人形ご紹介

 

水神社

 

僧形文殊菩薩

 

大覚寺 御朱印

 

【所在地】兵庫県尼崎市寺町9
【御朱印】あり。
【駐車場】なし。
【札所等】摂津国八十八箇所65番札所。
【アクセス】阪神本線 尼崎駅 徒歩6分。

 

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