- 投稿 2024/07/24更新 2024/09/09
- 大阪の神社 - 泉佐野市
蟻通神社(ありとおしじんじゃ)は、大阪府泉佐野市長滝に鎮座しています。
かつては蟻通明神と呼ばれていました。
主祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。
社伝によれば第9代の開化天皇の御宇勧請により、弥生時代中期の紀元93年に、五穀豊穣・国土開発を祈る目的で祀られたのが始まりと伝えられています。
1942年(昭和17年)に佐野陸軍飛行場を建設するため現在地への移転が始められ、1944年(昭和19年)8月に遷座されました。
その際規模は縮小されましたが、社殿・舞殿・門・灯籠などの建造物はほぼ元通りに配置され、神社内の殆どの建造物が国登録有形文化財に指定されています。
平安時代の歌人清少納言の随筆「枕草子」に、「蟻通の明神。貫之が馬のわづらひけるにこの明神のやませ給ふとて・・」と、蟻通明神が登場する段があります。
「枕草子」に記された蟻通明神と紀貫之との故事とは?
それでは、故事を紐解きながら蟻通明神へと参りましょう。
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