葛井寺(藤井寺市) 美しい千手観音さまと藤まつり【御朱印】

葛井寺(ふじいでら)は、大阪府藤井寺市にある真言宗御室派の寺院です。

藤井寺、剛琳寺(ごうりんじ)とも称する。山号は紫雲山(しうんざん)。

ご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩(国宝)で、毎月18日に開扉、公開されます。

初めて拝した十一面千手千眼観世音菩薩は、とても大きくて迫力満点!!

そして、とても・・とても・・お美しいのです。

それでは、葛井寺へと参りましょう。

 

縁起

 

古代氏族葛井氏の氏寺として、7世紀後半の白鳳時代に建立されたと考えられてます。

案内板にある葛井寺参詣曼荼羅(室町時代)からみると、東西に塔をもつ薬師寺式の伽藍配置をとっていたことがわかります。

 

 

境内

 

お手洗には烏枢沙摩明王

 

南大門から入って正面に見える 青銅鳥居と本堂

 

こちらの御本尊は、十一面千手千眼観世音菩薩で、その手の数は正確に数えると1039本の脇手と、2本の正面の手の合計1041本あります。

1039本の脇手の中の1001本の脇手には、それぞれ手のひらに眼がついています。

多くの眼で人々の苦しみを探し出し、救おうという菩薩の誓願がこのような形で現されています。

 

紫雲石灯籠と旗掛けの松(三鈷の松)

「紫雲石灯籠」(写真左)
花山法皇が本尊を参拝したとき本尊の眉間から光が射し、この灯籠から紫雲がたなびいたと伝えられ、紫雲山(山号)もここからきていると伝えられています。
こちらは複製品で、本物は裏庭で管理されています。

「旗掛けの松」(三鈷の松)(写真右)
こちらの松の木は南北朝時代、楠木正成が御本尊に戦勝祈願をしたとき、菊水の旗を掛けた木と伝えられています。

 

手水舎

「弘法大師手掘り井戸」と伝えられています。

 

鐘楼堂

 

四脚門

1601年に豊臣秀頼が南大門として建てたといわれており、江戸時代中ごろに西門として移されました。
桃山時代の貴重な建築物として、重要文化財に指定されています。

 

 

藤まつり

 

葛井寺は藤の名所でもあります。
藤が咲く4月下旬~5月上旬頃には、毎年藤まつりが開かれています。

 

 

 

藤育成会の方達が丹精をこめて咲かせた藤の花。
大変見事な藤です。
藤の季節にも是非、足を運びたいお寺です。

 

 

動画

 

(2022年4月撮影)

 

 

御朱印

 

西国三十三所第五番 葛井寺御朱印

 

【ご詠歌】

まいるよりたのみをかくるふじいでら

はなのうてなにむらさきのくも

 

河内飛鳥古寺霊場第四番 葛井寺御朱印

 

御本尊 十一面千手千眼観世音菩薩御朱印

 

 

アクセス・駐車場

 

【所在地】大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
【御朱印】あり。
【札所】西国三十三所第5番・河内西国三十三所特別客番・神仏霊場巡拝の道第59番・河内飛鳥古寺霊場第4番・河内六観音霊場1番
【駐車場】近鉄藤井寺駅南側に市営、又はコインパーキングがあります。

葛井寺公式サイト

 

 

 

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