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綱敷天神社(つなしきてんじんしゃ)は、大阪市北区神山町に鎮座しています。
ご祭神は嵯峨天皇、菅原道真公。
今から1200年ほど昔の弘仁十三年(822)に、第五十二代天皇の嵯峨天皇が当地「喜多埜(きたの)」に御行幸され、現在の御本社のある神山の地に頓宮を構え、一宿された事に由来する神社です。
綱敷天神社は御本社とは別に、茶屋町には神様の別荘にあたる「御旅社」、角田町には飛び地末社である「歯神社」がそれぞれ鎮座しています。
「綱敷天神社御本社」→「歯神社」→「御旅社」と巡ってきました。
まずは、綱敷天神社御本社へと参りましょう。
大阪メトロ谷町線「中崎町駅」から徒歩5分程で、「綱敷天神社御本社」へ到着しました。
三社の位置関係はこんな感じ♪
境内
嵯峨天皇が御行幸された地「喜多埜(きたの)」。
御由緒によりますと、嵯峨天皇の崩御後、皇子の源融(みなもとのとおる)公が、承和十三年(843)に嵯峨天皇をお祀りする社殿「神野太神宮」を創建されました。
この「神野太神宮」が御本社の前身となります。
後に菅原道真公が無実の罪により京都から大宰府に左遷される時に「神野太神宮」へ参拝され、紅梅が美しく咲いていたので、それをご覧になるために船綱をといて御座とされました。
御座とされた綱から「綱敷天神社」と称されるようになり、菅原道真公が御座とされた綱は御神宝とされています。
ちなみに、「神野太神宮」を創建された源融公は、紫式部『源氏物語』の主人公光源氏の実在モデルともいわれています。
扁額
鳥居をくぐると街の喧騒はどこへやら。
とても静かで気持ちの良い境内です。
手水舎
拝殿
ご祭神は嵯峨天皇、菅原道真公。
ご利益は平安豊饒、梅田の守護、学問の神様。
末社 喜多埜稲荷神社
ご祭神は宇迦之御魂大神。
ご利益は商売繁盛、五穀豊穣。
末社 白龍社
ご祭神は白龍大神(家や土地の守り神さま)、猿田彦大神(交通安全・方除けの神さま)。
白龍社の横には天神さまの神使である牛が♪
筆塚
裏手に回ると御本殿がよく見えます。
駐車場は御祈祷を受けられる方のみ駐車可。
御朱印は御旅社で頂く事ができます。
御本社・歯神社の御朱印も全て茶屋町の御旅社で頂くことができます。
基本、土日の13時~17時に対応。
御本社参拝後、飛び地末社である「歯神社」「御旅社」へと向かいます。
御朱印
綱敷天神社 御本社御朱印(右)
御祭神に筆法の大神さまである嵯峨天皇さま、菅原道真公をお祀りしている所以から、墨汁ではなく墨と筆による手書きです。
美しい書体にうっとりします♪
御朱印の詳細・注意事項はコチラから
アクセス
【所在地】大阪市北区神山町9番11号
【電話番号】06-6361-2887
【参拝時間】午前6時頃~日暮頃
【授与所受付時間】令和5年現在休止中(※授与等については御旅社まで)
【駐車場】御祈祷を受ける方のみ駐車可。参拝駐車は不可。
【最寄り駅】大阪メトロ谷町線「中崎町駅」3番出口から南へ300m、徒歩5分程。
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