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驚異の感染力で猛威を振るい続けている新型コロナウィルス感染症。
不安に過ごされている方も多いと思います。
昔より、疫病退散にご利益があると言われている「鍾馗(しょうき)さん」、最近話題の「アマビエさん」にスポットを当ててご紹介します。
鍾馗(しょうき)さん
鍾馗さんは、中国・唐の時代に実在した人物です。
ある時、唐の6代皇帝玄宗が瘧(おこり、マラリア)にかかり床に伏せた。
玄宗は高熱のなかで夢を見る。
宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。
玄宗が大鬼に正体を尋ねると、
「自分は終南県出身の鍾馗。武徳年間(618年-626年)に官吏になるため科挙を受験したが落第し、そのことを恥じて宮中で自殺した。だが高祖皇帝は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げた。
夢から覚めた玄宗は、病気が治っていることに気付く。
感じ入った玄宗は著名な画家の呉道玄に命じ、鍾馗の絵姿を描かせた。
その絵は、玄宗が夢で見たそのままの姿だった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鍾馗が玄宗皇帝の夢に現れて、病が治ったことから、鍾馗の絵姿は、「悪疫除け」として祀られるようになりました。
端午の節句の厄除けとしたり、魔除けとして鍾馗像を屋根に祀ったり、鍾馗の絵姿を掛け軸にするなど、日本にも伝わっています。
【大畑の武者絵】端午の節句の掛軸鍾馗軸【84×145cm】No.35【タペストリー】名前1ケ入り【日本の伝統文化】【五月人形】
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西国三十三所第七番札所の岡寺では、「鍾馗の版木」および「悪疫除け祈祷札の版木」が江戸時代より残されていて、病が流行った時などに授与されていました。
この度、新型コロナウィルス感染症の早期無事終息を祈念し、この版木を使って「悪疫除け祈祷札」を復刻されることになりました。
岡寺で授与して頂けますが、現在、全国で緊急事態宣言が出され、外出自粛が呼びかけられている状況でもあるので、郵送での授与にも対応されています。
詳しくは岡寺公式サイトよりご覧ください。
アマビエさん
最近話題のアマビエさんをご存知な方も多いはず。
アマビエさんは、日本に伝わる半人半魚の妖怪で、光輝く姿で海中から現れ、豊作や疫病などの予言をすると伝えられています。
江戸時代後期の肥後国(現・熊本県)に現れたという。
この話は挿図付きで瓦版に取り上げられ、遠く江戸にまで伝えられた。
弘化3年4月中旬(1846年5月上旬)のこと、毎夜、海中に光る物体が出没していたため、役人が赴いたところ、それが姿を現した。
姿形について言葉では書き留められていないが、挿図が添えられている。
その者は、役人に対して「私は海中に住むアマビエと申す者なり」と名乗り、
「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行った。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アマビエさんの疫病退散のご利益を頂こうと、ツイッターなどのネット上で「アマビエチャレンジ」というのが始まったりして、たくさんの人が自己流のアマビエ作品(イラスト、漫画、動画、ハンドクラフト、小物等々)を投稿したりしています。
私もこんなのを作っちゃいましたが(笑))
江戸時代に現れたアマビエさん。
疫病退散のご利益を頂きたいですね♪
一日も早く新型コロナウィルス感染症が終息する事を願っています。
アマビエさんの護符
廣田神社(兵庫県西宮市)では、アマビエ護符を無料配布されています。
【授与場所】 授与所にて。
【授与時間】9:00~16:30まで。
アマビエ護符の郵送はしていません。
詳しくはコチラから。
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