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- 奈良の神社 - 磯城郡
村屋坐彌冨都比賣神社(むらやにますみふつひめじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。
延喜式神名帳にも記載のある式内大社。
主神は三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)、配祀神として大物主命(オオモノヌシノミコト)が祀られています。
日本書記によりますと、三穂津姫命は高皇産霊命(タカミムスビノミコト)の姫神で、大物主命が国譲りをされた時その功に報いるためと、大物主命の二心のないようにという願いから、大物主命へ贈られた神様です。
大物主命は大神神社のご祭神、その后神を祀る村屋坐彌冨都比賣神社は大神神社別宮とされています。
大神神社だけでは片詣り、村屋坐彌冨都比賣神社もお詣りすることによって両参りとなり、いっそう利益が得られると言われています。
それでは、村屋坐彌冨都比賣神社へと参りましょう。
境内
一の鳥居
一の鳥居をくぐりますと、駐車場があります。
二の鳥居
鳥居をくぐり、参道をテクテク
訪れた日は強風が吹く寒い日でしたが、小鳥のさえずりがとても心地良かったです。
手水舎
手水舎にはふくろうさん。
拝殿
主神:三穂津姫命、配祀神:大物主命。
拝殿の前には「三輪さんだけでは片詣り」と書かれてありました。
かつて、この地では正月の大とんどで大神神社と村屋神社の火種子をもらって帰り、めおと(夫婦)火とし、それで雑煮を炊いて1年の家内安全を家族で祈願していたという習慣がありました。
大神神社(夫神)と村屋神社(妻神)を両方お参りすることで、いっそう利益が得られると言われています。
偶然にも、こちらにお詣りに来る前に大神神社へお詣りに行っていたのです(笑)
両参りできた事に感謝♪
本殿
三穂津姫命は、高天原から3本の稲穂を持って降りられ、稲作を中津国に広め国を豊かにした『内助の功』にあたる神様でもあります。
縁結びの神、家内安全の神、商売繁盛の神として信仰されています。
久須々美神社(式内社)
倭鍛冶の祖と商売繁盛の神を祀る。
ご祭神:天之久之比神(アメノクシヒノカミ)、事代主神(コトシロヌシノカミ)。
服部神社(式内社)
繊維染織、服飾全般を司る神と、天地開闢の神、天之御中主神を祀る。
ご祭神:天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、天之御鉾神(アメノミホコノカミ)。
村屋神社(式内社)
壬申の乱で大海人皇子軍に神託を授け勝利に導いた神を祀る。
ご祭神:経津主神(フツヌシノカミ)、武甕槌神(タケミカヅチノカミ)、室屋大連神(ムロヤオオムラジノカミ)、大伴健持大連神(オオトモノカケモチオオムラジノカミ)。
経津主、武甕槌二神は春日四神の内の二神であることから、春日神社とも言われています。
大連二神は壬申の乱(672)に、吉野軍の将として活躍し、功績が高かったため、天武5年に合祀されました。
天武天皇元年(673年)の壬申の乱のとき、村屋神が大海人皇子方の大伴吹負に「敵が来るので中つ道を防げ」と神託をした功績により神階が授与されたとの記述が『日本書紀』に残されています。
物部神社
宮司家の祖先にあたる物部守屋など物部氏の祖神を祀る。
ご祭神:御炊屋姫命、宇麻志摩遲命、配神・物部守屋連。
この神社は堀で囲われ、池に浮かぶ島のように見えることから弁天信仰が起こり、市杵島姫神社(弁天さん)とも呼ばれています。
日清戦争戦没者慰霊碑
授与所
お守りやたくさんの御朱印見本がありました。
アマビエさまと茅の輪の御朱印
境内社の御朱印もあります。
新年の御朱印のご案内も。
授与所が閉まっている時は、社務所で頂くことができます。
お手洗いは50m程先の「しきのみちはせがわ展望公園」にあります。
しきのみちはせがわ展望公園から三輪山が見えます。
足元のタイルには初瀬川と三輪山
動画
御朱印
本社御朱印とアマビエ御朱印を頂きました。
アクセス
【所在地】奈良県磯城郡田原本町蔵堂426
【交通アクセス】・JR西日本桜井線巻向駅から西へ徒歩30分・近鉄橿原線田原本駅から東へ徒歩40分。
【駐車場】参拝者用駐車場あり。
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