投稿者:さくら
小杜神社(奈良) 太安万侶を祀る古事記ゆかりの神社

小杜神社(こもりじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。

多座弥志理都比古神社の境外摂社で、延喜式神名帳に記載された式内社です。

 

多座弥志理都比古神社に残る「多神宮注進状」では、樹森(こもり)神社と呼ばれ、江戸時代には地名をとって木ノ下(このした)神社とも呼ばれていました。

御祭神は太朝臣安萬呂(太安万侶・古事記の編纂者)。

多坐彌志理都比古神社の四皇子神を祀る神社の一社です。

それでは、小杜神社へと参りましょう。

 

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多坐弥志理都比古神社(奈良) 古代遺跡の中心に鎮座する神八井耳命を祀る古社

多坐弥志理都比古神社(おおにいますみしりつひこじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。

式内社(名神大社)で、多神社(おおじんじゃ)とも呼ばれています。

創建は綏靖天皇2年(紀元前580年)、記紀神話に「神八井耳命は皇位を弟に譲り、自らは神祇を祭る」とあり、それが多坐弥志理都比古神社の始まりとされています。

御祭神は神倭磐余彦尊(神武天皇:神八井耳命の父)、神八井耳命(神武天皇皇子)、神沼河耳命(綏靖天皇:神八井耳命の弟)、姫御神(玉依姫命:神八井耳命の祖母)、太安万侶。

この場所は多氏の拠点であり、多氏の祖神である神八井耳命を祀ったものと考えられています。

それでは、多坐弥志理都比古神社へと参りましょう。

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家原寺(堺市) 知恵の文殊さんで親しまれる合格祈願のお寺【御朱印】

家原寺(えばらじ)は、大阪府堺市西区家原寺町にある行基宗大本山のお寺です。

飛鳥・奈良時代の高僧行基(668~749)は、この地で生まれました。

寺伝によりますと、慶雲元年(704年)、母方の実家のあった誕生地に自ら寺院を建立したのが家原寺の始まりとされています。

ご本尊の文殊菩薩は「知恵の文殊」として、一年を通して数多くの参拝者があり、特に受験生が多く、合格祈願に訪れることで有名です。

合格祈願の寺として、以前は祈願する際に本堂の壁に直接願い事を書き入れていました。

そのため別名「落書き寺」と呼ばれていましたが、現在はハンカチに書いて本堂の外壁に張り付けることから、別名「ハンカチ寺」とも呼ばれています。

家原寺境内は、大阪府指定史跡となっています。

蓮の花の咲く頃に訪れました。

それでは、家原寺へと参りましょう。

 

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蜂田神社(堺市) 音色で占う千年の歴史と夏を奏でる風鈴まつり【御朱印】

蜂田神社(はちたじんじゃ)は大阪府堺市に鎮座しています。

創建年代については不詳ですが、延喜式神名帳に記されている式内社です。

主祭神は天児屋根命。

この地方に住居していた蜂田連の一族が、その祖先である天児屋根命を主祭神として祀ったとされています。

蜂田連が鈴音の良し悪しでその年の吉凶を占ったという古事から、「鈴の宮」とも呼ばれています。

境内にはたくさんの風鈴が飾られ、心地良い風鈴の音が響いていました。

それでは、蜂田神社へと参りましょう。

 

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