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池田春日神社(いけだかすがじんじゃ)は、大阪府和泉市三林町に鎮座しています。
御由緒について文献などは残っていないようですが、奈良時代の神護景雲二年(768)、和泉国の成立期まで遡り、常陸国より武甕槌命・経津主命が春日大社(奈良県)に分霊される際に、この地に荘園を開墾していた藤原氏の一族が社を造営し、この二柱の神様を祀ったことから始まるとされています。
その後、河内の天児屋根命、比賣大神を祀り春日大明神とし、和泉国池田郷の鎮守として崇敬されるに至ります。
長い参道では、たくさんの狛犬さんが迎えて下さいました。
それでは、池田春日神社へと参りましょう。
境内
鳥居をくぐると、左手に「三林古墳群」の碑がありました。
参道両側や本殿裏には、古墳時代後期(六・七世紀)に構築された古墳が19基現存しているようです。
古墳群は、地元の有力な氏族を祭祀したものと考えられています。
長い参道は約150メートルあるのだそう。
参道両脇には、たくさんの狛犬さんがおられました。
狛犬さんのお姿は夫々個性があり、見て歩くのも楽しいです。
参道脇で見つけた如意宝珠?
何か意味があるのかなぁ、、。
とても縁起良さそう(笑))
二の鳥居
境内は清々しく、とても気持ちが良いです。
手水舎には鹿
常陸国の鹿島神宮からシカに乗ってやってきた武甕槌命は、奈良の御蓋山山頂に鎮座されました。
ゆえに、鹿は武甕槌命の神使とされています。
神馬
拝殿
御祭神は、武甕槌命(たけみかずちのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)・天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比賣大神(ひめおおかみ)。
明治39年に出された「神社合祀令」をきっかけに、明治末期に本殿に24社の神社が合祀されました。
合祀された神社と御祭神の一覧はコチラから。
境内は紅葉がきれいでした♪
末社:穂椋神社(右)と意賀美神社(左)
・穂椋神社(ほくらじんじゃ)御祭神:保食神(うけもちのかみ)
・意賀美神社(おがみじんじゃ)御祭神:龗神(おかみのかみ)、白山比売命(しろやまひめのみこと)
末社:水屋権現社(みずやごんげんしゃ)
御祭神は水屋権現(みずやごんげん・水の神様)
大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)
日本の国土・土地を守護する神さま。
末社:玉福稲荷神社(たまふくいなりじんじゃ)
玉をくわえている狛狐さん
玉は宝珠を表しています。
こちらは、巻物をくわえていますね。
豊かさを得るためには知識が必要不可欠ということで、巻物は知恵を表しています。
拝殿
【御祭神】
宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
玉福稲荷神社の鳥居の横に、赤い実をたくさん付けた縁起良さそうな木がありました。
気になったので神社の方に聞いてみますと、「ピラカンサス」という樹木だと教えて頂きました。
初夏に白い小花を咲かせ、秋には真っ赤な実をつける樹木のようです。
ちなみに花言葉は「美しさはあなたの魅力」「愛嬌」だそうですよ♪
樹齢280年の御神木(楠の木)
御朱印
アクセス
【所在地】大阪府和泉市三林町591番地
【お手洗い】あり。
【駐車場】あり。鳥居をくぐって直進、右手に25台分の駐車場があります。
【交通アクセス】■めぐ~る ( コミュニティーバス )ご利用の場合=泉北高速鉄道 和泉中央駅、或いは 南海バスの光明池車庫より「三林町春日神社前」下車すぐ。
■電車・バスをご利用の場合=泉北高速鉄道 「光明池駅」下車、南海バス「みずき台 光明台3丁目(23)」で「光明台1丁目西」下車(西へ徒歩約15分)又は、泉北高速鉄道 「和泉中央駅」下車、南海バス「和泉青葉台・槇尾山口・父鬼(31・32・33・37・38)」で「川中」下車(東へ徒歩約15分)。
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