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松尾寺(まつおでら)は、大阪府和泉市松尾寺町にある天台宗のお寺です。
山号は阿弥陀山。
天武天皇元年(672年)に役小角が7日間修法し、霊木を得て如意輪観音を彫り、小堂を建てて安置したことに始まるとされています。
松尾寺は紅葉の名所としても知られています。
丁度、紅葉が美しい季節に訪れることができました。
それでは、松尾寺へと参りましょう。
参道
朱塗りの美しい橋の名前は「そうもんはし」
参道入り口では、美しい紅葉が迎えてくれました。
松尾寺の境内図
広い境内ですね~!
初めて参拝させて頂くお寺さんなので、ワクワクです♪笑
境内図の上を見上げれば、椿と紅葉の二重奏
参道入り口には御旅石がありました。
夏日照りが続いたときに むらの人が三天堂に集って雨乞いの祈祷をして その満願の日 竜王様を御輿におのせして むらの中の田んぼのあたりをかついで回るとき 先づこの石の上に御輿を置いて 川の水で清めてから出発しました 故にこの処を御旅所と言い この石を御旅石と言い伝えてきました。
境内
ここから石段を上がって松尾寺境内へと向かいます。
石段途中にあった首堂(こうべどう)。
源義経が源平一の谷合戦(約800年前)に戦死した将士の首舟一艘を松尾寺に送り、この地に葬り弔ったと伝わります。
さらに石段を上がって行くと、山門が見えてきました。
山門から見える燃えるような美しい紅葉に感動です。
手水舎
念仏堂
寿老神堂
南海沿線七福神の寿老人が祀られています。
とても美しい紅葉にうっとり♪
上を見上げれば、降ってきそうな紅葉が♪
鐘楼と伝教大師幼形像
松尾寺では、鐘を撞くことができます。
しずかに撞いて下さい・・っと書かれていたので、控えめにゴーン!っと撞かせて頂きました。
金堂
御本尊は如意輪観音。
金堂は、慶長7年(1602年)に豊臣秀頼の寄進によって四天王寺の阿弥陀堂を移築したもの。
びんずる尊者
金堂の前には三天堂
松尾明神が祀られていて、酒、醤油、農作物など、つくりものの神と言われています。
長諭和尚(ちょうゆおしょう)の碑
天正九年三月織田信長が当寺焼討の際 ご本尊並びに寺宝百数十点を持って 難をのがれられたのが現存しております
老師の偉大なる功績を永遠に伝える為 大正三年十月一日この碑を建立す
不動尊堂
紅葉に彩られた水子地蔵尊回向堂
境内では西国三十三所石仏群を巡ることができます♪
六文の教え
一、「六文で地獄へ行くか極楽か この世でまきし種の善悪」
一、「なにもかもこの世において一人旅 身につくものは徳と六文」
一、「徳積めば六文だけの旅立ちも 迷わず行けるみ陀の浄土へ」
一、「幾千万山程財宝積めばとて 死して後はみんな六文」
一、「有難や只六文の死出の旅 地藏菩薩に導かれ行く」
一、「六文で渡してもらう三途川 如来に逢うか鬼に出会うか」
春日神社へと続く参道の紅葉もきれいです♪
春日神社
松尾寺のくす
松尾寺には樹齢700年以上と伝わる楠木があります。
境内から少し離れている場所にあるのですが、すごい迫力で圧倒されます。
松尾寺のくすは、樹高38メートル、幹回り10メートル、樹齢700年以上といわれる市内第一の巨木で、大阪府指定天然記念物に指定されています。
楠木の横には尼崎稲荷大神が鎮座しています。
楠木を見守る笠松地蔵尊
笠松地蔵尊は、全国でも数少ない北向き地蔵尊です。
御朱印
参拝動画
アクセス
【所在地】大阪府和泉市松尾寺町2168
【お手洗い】あり
【札所等】和泉西国三十三箇所第21番、役行者霊蹟札所、南海沿線七福神(寿老人)、和泉八十八ヶ所霊場第78番、第79番(塔頭宝瓶院)
【駐車場】参拝者無料駐車場あり
【交通アクセス】泉北高速鉄道泉中央駅より南海バス 松尾寺行き乗車。終点で下車。
南海本線泉大津駅もしくは、JR阪和線府中車庫前より、南海バス泉中央駅にて乗り換え、松尾寺終点にて下車。
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