天野山金剛寺① 紅葉が美しい弘法大師が修行された霊蹟

天野山金剛寺(あまのさんこんごうじ)は大阪府河内長野市にある真言宗御室派大本山の寺院です。

山号は天野山(あまのさん)。

高野山が女人禁制だったのに対して女性も参詣ができたため、「女人高野」とも呼ばれています。

金剛寺は、天平年間(729~49)行基菩薩が聖武天皇の勅命によって開創し、後に弘法大師が修行された霊蹟です。

紅葉の美しい季節に訪れて来ました。
それでは、紅葉に染まる天野山金剛寺へとご案内しましょう。

 

 

総門側の駐車場。乗用車500円です。

南大門側にも駐車場があります。

 

金剛寺本坊

こちらで、拝観料と駐車料金をお支払いしました。

【伽藍(金堂・多宝塔)】200円

【本坊(宝物館・庭園・北朝御座所)】400円

【大人のみ伽藍本坊共通券あり】500円

 

スリッパに履き替えて、中に入ります。

 

中に入ると、美しいお庭が広がっていました。

この庭園は室町時代に創成され、桃山末期に阿波国(徳島)の殿様である蜂須賀家政(小六の次男)が手直しされました。

家政公は千利休の嫡男である道安の指導を受けた茶人でもありました。

 

持仏堂

こちらは、元中院(金剛寺本坊)の本堂で、御本尊は不動明王。
持仏堂からお経が聞こえてきます。

中をチラリと見ますと、若い僧侶さんがお経を唱えていらっしゃいました。

 

北朝三上皇の御座所へと向かいます。

南北朝時代、ここ金剛寺は南朝方の勅願寺とされ、後村上天皇の行在所(あんざいしょ)となりました。

また、北朝の光厳(こうごん)・光明(こうみょう)・崇光(すこう)天皇の三上皇と、皇太子直仁の四方が、正平九年(1354)三月から、正平十二年二月に至る間、行在所と使用されました。

北朝三上皇の御座所へは廊下を渡って参りましょう。

紅葉がとても美しいです。

 

奥院(北朝御座所)

 

奥院の襖を開け、中に入りますと・・・!
三上皇の御座所がありました。

 

 

金剛寺境内図

床の図は、鎌倉時代初期の金剛寺の全景です。
伽藍を中心として、塔頭(子てら)が七十以上たち並んでいる様子がわかります。
現在の伽藍は当時のままで、いずれも国の重要文化財となっています。

 

こちらのお寺で修行をされた弘法大師空海さんもいらっしゃいました。

 

天野酒

古来よりこの地方に伝わる地酒は「天野酒」と呼ばれ、珍重されました。

天野酒は、ときの将軍や幕府に献上され、それに対して織田信長、豊臣秀吉、徳川家康から送られた書状が残っています。

 

 

天野川のせせらぎを聞きながら、金堂のある伽藍へと向かいます。

 

向こうに見えるのは、摩尼院書院(南朝行在所)

金剛寺は南北朝時代、南朝と北朝、両方の行在所となった歴史的な場所です。

戦火にも遭うこともなく、貴重な文化財が数多く残されています。
特に、南北朝や楠木氏に関する文献などは他に比類がありません。

宝物館では、仏像をはじめ、楠木正成自筆書状や、豊臣秀吉から金剛寺に送られた礼状等々、貴重な品々を拝見する事ができました。

 

では、次に伽藍へと向かいましょう。

天野山金剛寺②へ続きます。

 

【所在地】大阪府河内長野市天野町996

【御朱印】あり

【駐車場】あり。乗用車500円

天野山金剛寺公式サイト