鏡作坐天照御魂神社(奈良) 鏡の神様が守る古社【御朱印】

鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。

延喜式神名帳にも記載されている式内大社で、歴史ある神社です。

御祭神は天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)、石凝姥命(いしこりどめのみこと)、天糠戸命(あめのぬかどのみこと)。

4世紀から5世紀ごろ、鏡類を製作鋳造していた鏡作部がこの地一帯に居住していたと伝わります。

それでは、約1700年前からこの地に鎮座されている鏡作坐天照御魂神社へと参りましょう。

 

境内

 

鳥居

満開の桜も散り始め、葉桜となる頃に訪れた鏡作坐天照御魂神社。

とても立派な美しい鳥居が迎えてくれました。

鳥居横には駐車場(4~5台駐車可)があります。

 

 

扁額

 

 

御由緒

 

「倭名抄」鏡作郷の地に鎮座する式内の古社である。

 

第十代崇神天皇のころ、三種の神器の一なる八咫鏡を皇居の内にお祀りするのは畏れ多いとして、まず倭の笠縫邑にお祀りし(伊勢神宮の起源)、更に別の鏡をおつくりになった。社伝によると、「崇神天皇六年、九月三日、この地において日御像の鏡を鋳造し、天照大神の御魂となす。今の内侍所の神鏡是なり。本社は其の(試鋳せられた)像鏡を天照国照彦火明命として祀れるもので、この地を号して鏡作と言う。」とあり、ご祭神は鏡作三所大明神として称えられていた。

 

古代から江戸時代にかけて、このあたりに鏡作師が住み、鏡池で身をきよめ鏡作りに励んだといい、鏡の神様としては全国で最も由緒の深い神社である。

 

頂いた「参拝の栞」によりますと、江戸時代から全国の鏡業界の信仰が厚く、現在に至るそうです。

鏡の神様ですから、きっと美容業界の方もたくさん訪れるのでしょうね。

 

とても気持ちの良い参道をテクテク♪

 

 

参道を歩いていると、左側に「鏡作坐天照御魂神社 御神寶」の写真が現れました!

 

「あ~!これこれっ!!」・・っと、写真を見ただけで大興奮(笑)

ずっと見たかった鏡作坐天照御魂神社の御神寶「唐草文帯三神二獣鏡」です。

写真だけですけど(笑笑))

この「唐草文帯三神二獣鏡」が御神寶として祀られているそうです。

 

 

「唐草文帯三神二獣鏡」の写真の下には、鏡の形をした石がっ!

これは「鏡石」というようで、江戸時代に前の鏡池より出土したものであるようです。

 

古代の「鏡」製作時、鏡面の研磨工程時に使用された道具と推察されています。

 

 

こちらが「鏡池」

ここから鏡石が出土したのですね。

 

 

手水舎

 

 

拝殿

 

御祭神は天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)、石凝姥命(いしこりどめのみこと)、天糠戸命(あめのぬかどのみこと)。

 

皇居の内侍所の鋳造にあたって試鋳した御鏡を天照国照彦火明命と称えてお祀りし、併せて遠祖の石凝姥命、そして、石凝姥命の父神である天糠戸命を氏神としてお祀りされています。

 

 

 

拝殿横に案内があり、若宮と四社にご挨拶させて頂く事ができるようです。

拝殿横から小さな扉を開けて、入らせて頂きます。

 

入った途端、思わず・・「うわぁぁ~~っ♪」っと、声をあげてしまいました(笑))

 

本殿が美しや~!!

 

とても美しい本殿は三間社春日造。

清らかな澄んだ空間に感動です!!

 

「こ、、こ、、こんなに本殿の近くまで行っていいの?」っと思う程、近くまで行くことができます(汗))

中座に天照国照彦火明命、右座には石凝姥命、そして、左座に天糠戸命が鎮座されています。

 

本殿横には四社

右から、春日大社、住吉大社、手力雄神社、天照皇大神宮。

 

清らかな空気が流れ、ずっとここに居たい・・という気持ちになります。

 

摂社:若宮

こちらには「天八百日命」がお祀りされています。

 

なんて、素晴らしい空間だったのでしょう!

めちゃくちゃ感動し、感謝の気持ちと共に、玉垣の扉から出てきました♪

 

 

境内には末社が14社ありますのでご紹介しましょう。

 

(右)笛吹神社・(左)鍵取神社

笛吹神社は葛城市にある笛吹神社からの勧請かな?

 

 

 

愛宕神社・稲荷神社・王子神社

 

 

佐依姫神社

 

 

七社が並んでいます。

右から猿田彦神社、大国主神社、保食神社、厳島神社、事代主神社、粟嶋神社、八意思兼神社。

 

 

あれっ?

13社しかないですね(汗))

金刀比羅神社(石碑)、まさかの・・写真ナシです(´;ω;`)ウッ…

 

 

本殿の美しさにうっとりしていると・・

 

本殿裏横からこちらを見ていた猫ちゃんと目が合いました(笑))

「おばちゃん、何してるん?」って感じでしょうか?www

 

 

神仏習合の思想により、明治維新まで「飯趣山神宮寺聞楽院」という神宮寺がありました。

その名残である鐘楼が今も現存しています。

 

 

参拝を終えての帰り道、参道を歩いていると猫ちゃんが横切って行きました。

本殿裏横で出会った猫ちゃんとは別猫で、今度は黒猫ちゃんです。

「気ぃ~つけて帰りや~♪」って言ってくれているかのようでした(笑))

 

 

動画

 

 

 

御朱印

 

鏡の朱印がとてもいいですね。

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県磯城郡田原本町八尾816

【駐車場】鳥居横にあり(4~5台程駐車可)。

【アクセス】近鉄橿原線田原本駅から北東へ徒歩15分。

 

 

 

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