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- 大阪の神社 - 交野市
磐船神社(いわふねじんじゃ)は、生駒山北端の哮ヶ峯(大阪府交野市)に鎮座されています。
御祭神は、天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと = 饒速日命)
境内を流れる天野川を跨ぐように横たわる、巨石の数々は圧巻です。
一際目を引く拝殿の後方にある巨石は、饒速日命が高天原からこの地に降臨した際に乗ってきた船だと伝わっています。
初めて訪れた磐船神社は、まさしく大阪のパワースポットという名にふさわしい神社でした。
それでは、巨石が連なる磐船神社へと参りましょう。
境内
「天孫降臨の地・岩窟めぐり」の看板がワクワク感をさらにアップさせてくれます(笑)
鳥居
鳥居をくぐって境内へ
境内は広くはないですが、もう・・・なんとも言えない古代の空気が流れているように感じます。
こちらは不動明王(左)と稲荷神社(右)
神社なのに不動明王?
生駒山にある磐船神社は、山岳仏教の行場が境内に組み込まれたりして、修験道の霊場としても栄えたようです。
磐船神社の向かい側に滝があり、滝行をしている方がいらっしゃいました。
昔はこのような行場がたくさんあったのかも知れないですね。
では、いよいよ、饒速日命が高天原から天孫降臨の際に乗ってきたという「天の磐船」を見に行きましょう♪
天の磐船
拝殿
本殿はなく、拝殿後方の「天の磐船」がご神体です。
ご神体を支えるように建つ拝殿は昭和8年(1933)に地元崇敬者によって建立されました。
天の磐船は高さ12m、幅12m。
すごく大きいです!
近くで見ると、巨石が覆いかぶさってきそうです!!
写真を撮りながら、どう撮ればこの巨石の大きさをお伝えできるのだろうと、悪戦苦闘(笑))
この巨石には逸話が残っています。
大阪城築城の際、豊臣秀吉の命で家臣の加藤清正がこの巨石を切り出そうとしましたが、
巨石から血が噴き出したため断念したとか!
四社明神
住吉大神の本地仏とされる4体の石仏が巨石に彫られています。
鎌倉時代に彫られたものと伝わります。
少しズームアップしてみましょう!
4体の石仏が見えますね。
平安時代、磐船神社には住吉信仰が広まりました。
住吉信仰が広まった理由には、磐船神社の御神体が神の船であることと、住吉大神が船の神であることなど共通点があるようです。
巨石群の中に蛙を発見!!
岩窟めぐり
磐船神社では、岩窟めぐりをする事ができます。
無断で入ることは許されず、必ず社務所へ連絡をしてから入るようになっています。
無断で入る事ができないよう、入口はしっかりと施錠されています。
中を少し覗き込んでみました。
ちょっと私は無理っぽい(;'∀')
巨石の数々をすり抜けて行く「岩窟めぐり」はきっとスリル満点なのでしょう。
岩窟めぐりの中でも「生まれ変わりの穴」という場所が一番の難関のようです。
「生まれ変わりの穴」は産道を模していて、それを抜けることによって新しい自分に生まれ変わることができると言われています。
一人での拝観はできないようになっていますので、拝観したい方は二人以上で♪
伴林光平の歌碑
幕末の歌人・伴林光平(ともばやしみつひら)の辞世の句が、住吉大社宮司西木泰の揮毫により彫られています。
「梶を無み 乗りて遁れん世ならねば 岩船山も 甲斐なかりけり」
「神国はいわほとなりてうごかねばよせてはかえす沖の白波」
伴林の名は、生家近くの伴林氏神社にちなんでいるそうです。
動画
動画を撮影してきました。
御朱印
社務所で頂きました。初穂料500円。
アクセス
【所在地】大阪府交野市私市9丁目19-1
【電話番号】072-891-2125
【御朱印】あり。
【駐車場】あり。磐船神社から少し歩いた所に無料駐車場があります(トイレ完備)。
【交通アクセス】・京阪交野線私市駅から、京阪バスにて磐船神社前バス停下車すぐ(但し本数が少なく運休日も有り利用には注意が必要)。
・近鉄生駒駅から、奈良交通バス北田原行きにて終点下車、徒歩約10分。
周辺のランチ情報
磐船神社から徒歩2~3分の場所にある「おじいさんの古時計」でランチを頂きました。
店内には時計がいっぱいでビックリ!!
とってもいい雰囲気のお店です。
私は季節の野菜スパゲティを注文♪
結構ボリュームがあって、美味しかったです♪
お友達はカレーライスをオーダーしましたが、このカレーライスがまた絶品でした!
【営業時間】11時~16時(木・金お休み)
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