聖林寺(しょうりんじ)は、奈良県桜井市にある真言宗室生寺派のお寺です。
山号は霊園山(りょうおんざん)。
聖林寺の創建は古く、奈良時代の和銅5年(712)に、談山妙楽寺(現 談山神社)の別院として藤原鎌足の長子・定慧(じょうえ)が建てたと伝えられています。
アメリカの哲学者アーネスト・フェノロサによって秘仏の禁が解かれた国宝・十一面観音は必見。
それでは、聖林寺へと参りましょう。
境内
聖林寺の駐車場に車ととめて、坂道を上がっていくと、聖林寺が見えてきました。
山門から見える景色は美しく、卑弥呼の墓ともいわれる箸墓などの大和盆地の古墳群、山の辺の道、三輪山が一望です。
山門前にある「大界外相(律院の結界を示す)の碑」は、慈雲尊者の揮亳。
山門に掲げられている扁額
本堂
オーブがたくさん映る不思議な写真になってしまいました('◇')ゞ
本堂前の写真を数枚撮ったのですが、オーブが映る写真ばかり。
これは、カメラレンズに付いた埃なのか・・('◇')ゞ
拝観料と駐車場代を納めて本堂へ
本堂入り口から、、、ワクワクが止まりません♪
絵馬
ご本尊は子安延命地蔵。
本堂の中は撮影禁止です。
撮影してよい場所には「写真撮影可」と書かれています。
フェノロサ寄贈の厨子
昭和34年まで、国宝の十一面観音さまは、このお厨子内に居られたそうです。
こちらも撮影可でした!
現在、聖林寺に居られる「国宝 十一面観音さま」は、かつて大神神社の神宮寺「大御輪寺」の本尊でありました。
大神神社の神宮寺「大御輪寺」の本尊であった時の十分の一サイズが再現されていました。
国宝・十一面観音さまは、観音堂にお祀りされています。
観音堂へ向かう入口にロッカーがありました。
観音堂は、免震機能付きの収蔵庫に改修され、2021年4月に落慶。
小鳥がさえずり、気持ちのよい風が流れ、観音堂へと向かう階段がとても心地良かったです。
観音堂に祀られている国宝・十一面観音さまは、360度ぐるっ・・っと拝見することができます。
とても素敵な空間でした。
動画
御朱印
大和路秀麗 八十八面観音巡礼 御朱印
アクセス
【所在地】奈良県桜井市下692
【拝観料】600円
【拝観時間】 9:00~16:30 (年中無休)
【札所等】大和北部八十八ヶ所霊場第76番、大和地蔵十福霊場第8番、大和路秀麗 八十八面観音巡礼
【交通アクセス】JR桜井線・近鉄大阪線「桜井駅」より奈良交通バス(多武峰、談山神社行)「聖林寺前」下車徒歩5分。
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