東南院(とうなんいん)は、奈良県吉野郡吉野町にある大峰山の持護院で金峯山修験本宗別格本山です。
山号は大峯山。
大峰山護持院とは、大峰山を護持している御寺で、山上ヶ岳の大峰山寺を護持院が交替で維持管理に当たっています。
開基は役行者で、金峯山一山の興隆を祈願して建てられた金峯山の中心的なお寺です。
それでは、東南院へと参りましょう。
境内
霊地を開くときに中心になる伽藍を建てると同時に、そこから巽(東南)の方角に当たる所に寺を建て、一山の安泰と興隆を祈願するということが行われていました。
金峯山寺建立時に、その東南の方角に役行者によって建てられたお寺が東南院です。
また、宿坊も営われていて、一般的なお寺とは少し違った一面もあります。
宿坊に泊まってみるのもいいですね。
本堂
本堂には役行者神変大菩薩をはじめ、金剛蔵王大権現、大聖不動明王、並びに八臂弁財天、毘沙門天、腹帯地蔵尊が安置されています。
多宝塔
多宝塔は昭和12年、紀州野上八幡宮の境内より移築したもの。
大日如来さまがお祀りされています。
稲荷社
御朱印
アクセス
【所在地】奈良県吉野郡吉野町吉野山2416
【電話】0746-32-3005
【札所等】役行者霊蹟札所
【交通アクセス】近鉄吉野線吉野駅より吉野ロープウェイ乗り換え「吉野山」下車、徒歩約10分。
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